国民の幸せは平均所得だけではつかみきれない

日本という国は、世界の中でも恵まれた国であることは間違いないだろう。それは、過去の歴史の経緯の是非はあれど、私たちの先輩方が一生懸命作ってこられた結果である。

そんな日本国民の幸福度を表わす尺度として一番わかりやすいのが平均所得だと思う。ただ、平均所得が上がったという事だけで日本国民がより幸福になったとは言い切れない。

今日、以下のニュースをみて悲しくなった。

昨年の自殺者、5番目の多さ＝504人増の3万2753人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100126-00000054-jij-soci

私の覚えている限りで、毎年3万人位の方が自殺されている。自殺を選ぶ理由は様々であろう。ただ言えることは、この人たちがもしも「自分は幸せだ」と感じていたなら、決して自殺という道は選択しなかったであろう。

これからの日本の幸福度を考えるとき、この自殺者を減らすことが一つの指標たりえるのではないかと思っている。

これは国が何らかの政策を立て、推進することも大事だと思うが、それよりも普段から自分の周りにいる人たちのSOSを敏感にキャッチしてあげるということが大事なんだと思う。

せっかく与えられた命を自分で絶ってしまうなんて、どんな理由があるにしても悲しすぎる。残った人たちに対し、悲しみ、怒り、やりきれなさ、どれだけ大きな傷を残していくか。

#日々感謝 m(_ _)m