久々に小説を読んでいる
私は、いわゆる小説といった種類の本をあまり読まない。もともと小さいころから読書の習慣をつけていなかったからというのもあるが、本を読みだすまでにとてもエネルギーを要するのである。
もっぱら読む本といえば、ブルーバックスやニュートンなどの科学系の本が多い。
そんな私が、久々に小説を読んでいる。なんとなく先週末に読んでみようと思って買った本は・・
「金融腐食列島【完結編】 消失(上)」
http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3949085/s/
である。実は昔、金融腐蝕列島 呪縛 という映画を見たことがあり、なかなかおもしろかったという印象があったので、とりあえず読んでみるかくらいの感覚で買ってみた。
いざ読みだすと、これがなかなかハマってしまい、週末で一気に読み切ってしまった。この小説、まだ中巻と下巻があるので早く続きをよみたい。ただ、上巻で終わっても一旦は無しとしては区切りがついているので何がなんでも続きを早く!という切迫感までではない。
日本の銀行業界というのは、なんとも忙しいのだなあというのが率直な感想。土日返上で深夜までの業務が常態化しているというのはなんとも恐ろしい。(ま、IT業界も負けないくらい忙しいけどw)それに、銀行の合併が数多くなされたが、合併後も旧銀行の格が社員の意識に残っており、格下の銀行出身の行員にハラスメントがある(実際はわからないが)ということも新鮮な驚きだった。その辺は外部から見ていたらわからないことだし。
また、上層部の権力争いとは、かくも激烈なものなのかと目を丸くした。どこの会社もそうかもしれないが、仕事の能力がある/ないという前に何よりも
「トップに立ってやる、そのためには他を蹴落としてでもたどりついてやる」
という強い闘争心が不可欠なのだなあとつくづく感じた。そして、それだけではなく運も必要なのだということも。
さらには上の立場になればなるほどドロドロしたやっかいな人間臭い問題を処理していかなければならないのだなあということも改めて感じた。
さあ、さっそく今日会社帰りに中巻を買って続きを読もう。
#日々感謝 m(_ _)m