若手に「任せる」力(タイトル変更しました)
過去最速かもしれない。こんなに1か月の過ぎ去るのが速かったのは。過去最大規模のシステムに関わる案件の中核にいるから仕方ない。俺、そんな重要なポジションで仕事できるようになったんだなぁ。
あ、けど、前職の会社は割と若いうちから大きな仕事を任され、失敗したとしても「失敗は勉強代」とその社員の育成のための投資というような考え方をしてくれていた。これはある意味ありがたかった。今の余裕がない日本企業で、どれだけ実践できているだろうか。
今の会社の若手を見ると、優秀な人はさておき、「普通」の奴らは、頭はいいけど、責任をしょわされることを経験できないからいつまでも誰か任せ。若いときからそういった経験を積んどくことでどんどん大きな責任を伴う仕事ができていくようになるんだけどなあ。
若手に任せることをしないということは、逆に、我々や上の世代にも「まかせる」経験を積むことができないということである。多少やり方はまずくても、「本当にやばい」状態になるまでは我慢して見守るという経験がつめない。つい、口出しをしてしまう。自分がやったほうが早いと、自分でやってしまう。
これでは若手は育たない。自分も育たない。
ずっと優秀なメンバーと仕事をしてきたから、ここの環境では「育てる」力というものが培われないんだよなぁ。
40代以降の自分の方向性のキーワードとして、
「自分のためにする仕事から誰かのためにする仕事」
ということがキーワードとしてうっすらと浮かんできている。もちろん、これまで自分は自分だけではなく、家族のためにがんばるということはやってきた。ここで言う誰かのためというのはもっと広義なものを含んでいる。
若手を育てるというのも、その方向性のひとつなのかもしれない。
#日々感謝 m(_ _)m