YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

小学校5年生の娘が学校で学んでいる「わたしたちの国土」(少し追記しました)

昨夜のことです。小5の娘が宿題を見てほしいということで、娘の部屋に行ってみると、社会をやっていました。学校から配られたプリントを見ると、日本の国土についてのことをちょうどやっているようでした。

プリントには、日本近辺の地図が書いてあり、日本の国土にあたる部分を色塗りするというものでした。
合わせて日本の国土の最北端、最東端、最南端、最西端が示してあり、その場所の名前を書く穴埋め問題でした。


そこは学校できちんと教わっていて、正しく答えを書いていました。


改めて書くまでもないのですが、それぞれ以下の通りです。


最北端:択捉島
最南端:沖ノ鳥島
最東端:南鳥島
最西端:与那国島


ちなみに、日本の端については、ここにわかりやすい説明があります。

私は、娘に北方領土のことを学校でどういうふうに教わっているのか聞いてみました。すると、

「もともと日本の土地だから返してもらわないといけないんだけど、昔からロシアの人がずっと住んでいるから返してもらったとしたら今住んでいるロシアの人たちの行くところがなくなってしまう。だからすごく難しい問題」

というようなことを聞いたそうです。

ふむ。一応授業では北方領土のことをそれなりに教えてはいるんだな。教科書にも同じような内容のことは書いてありました。ちょっとだけ見直したな。


すると娘が、


「パパ、なんか北方領土の上にもう一つ点線があって、白くなってるところがあるんだけど、ここはなぜ白いの?」


と聞いてきました。ちなみに、社会の教科書には以下のような感じで掲載されています。




おぉ!!!よくそこに気がついた!わが娘ながらえらいぞ!!その好奇心はとっても大事だ!





私は、以下のようなことをかいつまんで説明しました。

  • もともと太平洋戦争で日本が負けたとき、サンフランシスコ講和条約南樺太と千島列島を放棄することにしていたのに当時ソ連が調印を拒否したこと
  • だから日本からすると、北方領土も、南樺太、千島列島もすべて旧ソ連終戦後不法に占領された場所であるということ
  • 現在日本の外務省の見解としてはまだ日本・ロシアどちらの領土か決着がついていない地域という意味で白く塗られているんだよということ


学校ではさすがにここまでは教わっていなかったみたいで、娘は「そしたらロシアは返してくれなきゃだめじゃん!」と怒っていました。当然の反応です。


夕べは北方領土のことしか話せませんでしたが、私はこれを機会にいろいろ娘に話そうと思います。日本は平和な国だといわれているが、世界一領土問題を抱えている国だということ、それに対してこれまで日本は何もせず先延ばしにしてきていたこと、これからはもっと主張することは主張していかなければならないことを。


最後に娘が言った一言が印象的でした。


「日本って小さいって思っていたけど、こうやって見るとすごく大きいんだね!」


そうだよ。日本は実はとても大きな国なんだよ。



ちなみに、日本の国土に色塗りをする宿題については、南樺太、千島列島も色を塗って学校に行かせました。なにか言われたら、

「お父さんからここはまだ解決していない場所だから日本としては日本の領土だといえると言っていた」

と言いなさいと伝えておきました。さて、学校の先生はどう反応するでしょうか。ちょっと楽しみです。




#日々感謝 m(_ _)m