YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

世界卓球が終わって思う事

さて、すでに終わっていたのですが、今年の世界卓球を見て思った事をつらつらと書いてみたいと思います。

まず何よりも強く感じたことは、


「改めて見せつけられた中国のレベルの高さと層の厚さ」


です。男子シングルス決勝は、世界ランキング1位と3位の「王皓 vs 帳継科」の闘い。この試合はライブで見る事ができず、録画していたものを今日見たのですが、凄まじい試合でした。最終的には、帳が激闘を制し優勝。なんという強さか。



日本のエース水谷をいともあっさりと撃破した王。得意としている水谷のサーブに全く引っかからなかった王。あの強かった王が、帳のサーブに苦しむ。王が重要な局面でサーブミスをする。それだけ帳が追いつめているということか。



両選手に共通して言えることは、卓球の技術の高さはもちろんだが、重要な局面、劣勢の局面でも崩さない強気の姿勢。膨大な練習と国際試合経験から培われたものであろう。これは環境の違いもあろう。例えば国の違い。やはり国家戦略としてスポーツに取り組み、国が全面的にバックアップしてくれる選手と、ある程度のサポートはあれど、生計は自分でなんとかしなければならない日本とではやはり違う。



国家に対し個人で挑むという構図なのである。よほどの希有な天才でない限り、勝つことは厳しいのかも知れない。



そういった事情を差し引いたとして、日本の選手はどうだったか。男子に関しては、去年、一昨年の世界卓球のときのようなのびのびと世界の強豪に挑むという姿勢が薄かったように思う。一番成長を感じたのは石川。このままいけば、彼女は日本女子のエースになるであろう。


福原、平野については、正直それほど力がついている、のびているというようには感じられなかった。福原は精神的な面でさらに成長しなければ、上に行くのは厳しいか。


いちばんショックだったのは水谷。ベスト16までの試合は強かった。いい試合をしていた。ただ、ベスト8での王皓戦でその実力差をまざまざと見せつけられた。確かにこの試合、水谷の動きは良くなかった。体調が悪かったのかもしれない。しかし、それでも王の試合運び、レシーブの正確さ、攻撃姿勢すべてにおいて王が勝っていた。完敗だ。


しかし、みんなまだ若い。これから力をつけ、次の大会に活かしていってもらいたい。そして、今の中国勢でうめつくされた世界ランキング上位に食い込んで行ってもらいたい。



#日々感謝 m(_ _)m