YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

私が行ったダイエット3(30代後半編)

さて、3日連続で書いてきましたダイエット3部作、最後は3年前に行ったダイエットです。今回は結構長めになってしまいました。。どうぞご容赦を。。


前職から今の会社に転職してきたのはかれこれ9年前。2002年のことでした。今の会社は、どちらかというと前の会社よりも出張で現場に行くという機会が少なく、以前にまして体を動かすことが少なくなりました。当然ながら体重は増えていきます。


そうこうしているうちに、自分の体重は88kgにまで達してしまったのでした。人間とは恐ろしいもので、長い時間をかけて変化するものには案外気がつかないものです。なので、この体重に達しても「自分はそれほど太っていない」と思っていたのでした。。あぁ、おそろしや。


驚いたのは、3年前、免許更新の写真を撮った時です。その写真、本当にありえないくらいブサイクな顔なのです。当時本当に激務の案件の真っただ中で、髪の毛を切る暇さえありませんでした。


そんな中、疲れ切った顔でかつ太ってしまった自分の顔を見て衝撃をうけたのでした。ウゲッ。。


ただ、それをみてすぐに何かをしようとは思いませんでした。当時、仕事がとにかく忙しかったからです。そんな中、たまたま休日に本屋へ行った時のことです。ふと、ある本が目に留まりました。その本の著者は、岡田斗司夫(おかだとしお)さん。本のタイトルは、


「いつまでもデブと思うなよ」



でした。その本の帯には、著者の写真が映っています。ものすごく大きなズボンを履いている痩せた岡田さんの写真でした。



私の中の岡田氏と言えば、まず浮かんできたのがアニメ「トップをねらえ!」の原作者。次に思い出したのが、昔若いころに週刊SPA!を愛読していたころがあり、その中で岡田氏が「人生の取り扱い説明書」というコラムを連載されていたことでした。あれはとてもおもしろかった。
(このコラム、岡田氏はWebで無料公開されています。興味のある方はこちらをどうぞ。)



まず、その岡田氏の痩せた姿に驚きました。


「うわー、すごいやせているなぁ。しかも帯には『1年で50キロの減量に成功!』と書いてあるなぁ」


少しパラパラと読んでみます。まず読み物として頭にスッと入ってくる。この方法は自分に合っているかもしれない、と感じました。ただ、ここでその本を買ったわけではなく、そのまま帰りました。


約1ヶ月後、悪夢のような忙しさの案件が終わり、精神的にもかなりヘタっていた私はサラリーマン人生初、3週間の長期休暇を頂くこととなりました。(今思うとチャレンジャーだったなぁ。)


休み中、この本を買ってきちんと読んでみることにしました。読み切ってみて、この方法は間違いなく自分に合っている、これはいけるという確信を持ちました。



岡田氏が提唱されているのは「レコーディングダイエット」という方法です。すでに世に広く知られている方法なので詳しい説明は割愛しますが、要は自分が水やお茶以外で1日に「口にしたもの」を「大雑把に、こまかくメモ」するというものです。



レコーディングを始めるにあたり、まず最初に始めたことは、体重と体脂肪測定でした。これは必ず毎日行う必要があります。それによって、自分の状態を常に把握できるからです。


次に、とにかく自分が食べたものと量をメモしていきます。私は小さなメモ帳と鉛筆を常に携帯し、食べたらすぐメモをとるように心掛けました。すると日が経つにつれ、自分の食べ方の傾向がわかってきます。


私は、食事自体はそれほど多く食べているわけではないのですが、とにかく「間食」が多かったのです。甘いもの、お菓子などを本当によく食べていました。好きだということは認識していましたが、ここまで食べていたとは。


しばらくしてから、次のステップとして食べた物のカロリーをつけるようにし、1日の総摂取カロリーを計算するようにしました。驚いたのですが、お菓子や甘い洋菓子などは、腹持ちしない割にはとてもカロリーが高いのです。だからか。自分がデブであったことに納得しましたw


さらに、1日の総摂取カロリーを基礎代謝分程度に抑えるべく、1500〜1600キロカロリーまでで食事するようにしました。食べ物の種類については一切制限がありません。すべては「トータルの摂取カロリー」なのです。


これはうれしかった。お菓子を絶たなくていいんだ。


こうしてレコーディングによるカロリーコントロールを毎日の生活の中の一つの動作として、淡々とこなしていきました。すると、1か月に2、3kgのペースで体重が落ちていきました。


ただ、どんなダイエットでも必ず迎える壁があります。


そう、「停滞期」です。


これまで順調に落ちていたのに、突然踊り場で足ぶみをしてしまうような時期があるのです。


これは体を同じ状態に保とうとする「恒常性(ホメオスタシス)」という機能が、痩せることを阻もうとするのです。ここで自分を信じてダイエットを続けられるかどうかで、運命はきまります。



停滞期を短くする方法はあります。それは、違うダイエット方法を併用してみることです。私は「コアリズム」を行うことにしました。これは本当に衝撃的な効果を発揮しました。


どんな人でも2週間毎日続けたら、必ずウエストが細くなることを体感できるはずです。(※一応、効果には個人差がありますw)


私の場合、人生で見たことのなかった、腰のくびれというものがあらわれてきました。いやー、驚きました。



無事停滞期を脱出し、さらにコアの相乗効果で、痩せるペースが少し早くなったような気がします。そうして淡々と続けていった結果、ある日突然です。「標準体重」の地に降り立つことができたのです。


あぁ、デブでもここまでたどり着くことができるんだ。。。


普通の体型の人にはわからないと思いますが、「XLサイズ」以上の服しか合わなかったのに「Mサイズ」の服が着られるようになったということが、どれだけ嬉しかったか。いつも服を買うときのポイントが「サイズ>デザイン」だったものが「デザイン>サイズ」に変わったこと。この変化、どれだけ自分にとって大なことだったか。



1年くらいたって、私はレコーディングをやめました。やめてもだいたいどのくらい食べればよいのか体が感覚で覚えてくれたからです。結局、67kgくらいまでやせることができました。ただ、私はどちらかというと顔から痩せるみたいで、このころの顔は本当にやつれた感じになっていたようです。自分ではそんなに感じなかったんですけどね。


このダイエットを1年間実施してから約2年経過し、現在の体重はだいたい71kgくらいです。やっぱりお菓子の誘惑にはどうしても勝てなくって、前よりは多く食べるようになってます。。


その分体重は戻ってしまいましたが、大きなリバウンドには至っていません。ただ、自分としては70kgを切りたいなあとは思っているので、運動をしたり、食べすぎた次の日は控えめにするなどといったことを心がけています。


このダイエット方法のポイントは、まさに「1日1日、淡々と継続すること」だと思います。これができるかどうか。1年後には、必ずスリムな、別人のあなたが待っているわけです。


「1年なんて長いよ」という方がいらっしゃるかもしれません。けど、「今年もあっという間に1年過ぎた」とも言いますよね。それが長いかどうかは、ダイエットの行為を以下に日々の生活レベルで当たり前のような行動にでき、意識しなくてすむようにできるかじゃないかと思います。


長ーい人生のたった1年間を頑張ることでスリムになった自分の人生が歩める。がんばる価値はあると思いますけどね。少なくとも私は人生が変わったと思います。


後は、私のダイエットシリーズの中の「レコーディングダイエットの難敵克服」などにきっとお役にたてるであろう情報を書いています。



以上、3回にわたって書いてきました私の人生におけるダイエット話はこれでおしまいです。この後、「太る努力」をしてまたダイエットをしなければならないように努めていきたいと思います。もうデブに戻るのなんて御免だ。



こんな長い文章を最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。


#日々感謝 m(_ _)m