YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

生徒会長選の思い出

YO茶がまだ中学校2年生のころの話を少し。



わたくし、生徒会長選に立候補したことがあります。自分はその気はなかったのですが、クラスの中から何人か立候補者を出さないといけないということで、先生から半ば強制的に「よろしくー」みたいな感じで立候補した(というかさせられた)というのが実際のところでした。推薦人も後付けで選ばれました。。。


えーーー、そんなのいやだよー、というのが正直な気持ちでした。人の上に立って何かをするなんて柄じゃない、と。



生徒会長選といっても、別に当選のために毎日何かをアピールするというようなことは特にありません。自分が具体的に行うのは全校生徒の前での演説(施政方針演説とでもいいましょうかw)くらいでした。しかし、自分がどのような学校にしていきたいのか、その方針を考え、原稿を書くことがたいへんでした。



短い期間でいろいろ悩み、たどりついた結論は、「あいさつのできる学校」でした。人と人とのコミュニケーションは「挨拶」から始まります。挨拶をきちんとできるようになることで、よりよい学校にしていこうというものでした。今にして思えばなんとも安易な方針ですな(汗)



立候補したのは全部で10人程度だったかな。私はくじびきの結果、1番目にスピーチすることになりました。話すのは400字詰め原稿用紙で3枚程度でしょうか。もちろん原稿は暗記して臨みます。原稿は用意していますが見る事は基本ありません。


少し話しがそれますが、このあたりは、今の政治家を見ていると本当にいらいらします。そりゃ、答弁や演説は毎日、しかも内容は日々変わることでしょうから仕方ないのかもしれませんが、原稿を見ながらしゃべっていては言葉に魂をこめることはできません。中学校の生徒会長選に臨む中学生ですら原稿を見ないでしゃべろうとしてますよ。政治家の皆さん、原稿を見て話す事がどれだけ説得力ないか、わかっていますか??



さて、話を戻します。これまで何度か全校生徒の前で話す事は何度かありました。例えば読書感想文発表や夏休み自由研究の発表などです。しかしそれまでの発表とは質が違います。かなーり緊張しました。なんせ、1番手ですから。ただ、緊張するのは自分が演説を始める直前まで。いざ演説を始めると、不思議とその緊張感はなくなっていきます。そうしてどうにかこうにか演説は終了。



選挙の結果は、、、同じクラスの他の友達が当選しました。後から聞いた話によると、私はその友達と一気打ちになり、僅差での落選だったそうです。当選した生徒は、下の学年からの得票が多く、私は上の学年からの得票が多かったのだそうです。なぜ上の学年からそんなに支持してもらえたのか不思議ですが。。




その後、私は副生徒会長、生徒会役員への立候補は一切辞退しました。周りからはずいぶんと立候補を奨められましたが、出ませんでした。生徒会長で落選したのに他の役員につくことは、役員に執着するようで何かみっともない気がしたからです。なので生徒会活動に対しては、一生徒として陰ながら協力する形をとりました。



今にして思えば、惜しい事をしたなぁと思います。なぜならば、組織のトップで物事に当たるという経験を若いうちに行えるチャンスを逃してしまったからです。



トップになるということは、(事の大小はあれど)決断をする立場になるということであり、誰でも経験できるものではありません。自分自身の資質を考えると、自分ではあまりトップ向きではないなぁ、と思っています。それでいるより、トップの下で動き回る参謀役が向いているのかなぁと。


しかし、「俺はトップに向いている」と最初から思っている人ってどれだけいるのでしょうか。きっとその立場になることで成長し、いろんな必要条件を身につけて行くものなのだろうと思っています。



そういう意味では、つくづくも生徒会長になれなかったのは惜しかったなぁ、と懐かしく振り返ったのでした。




#日々感謝 m(_ _)m