YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

なに?このタイミング

今日、突然以下のような記事が流れた。


新潟県沖に大規模油田か、来春にも試掘(読売新聞)


JXが佐渡沖で石油・ガスの試掘調査 国内最大規模の可能性も


記事によると、新潟県沖で油田・天然ガス田の商業開発に向けて試掘に入ると政府が発表した。来年春に調査を開始するとのこと。地質調査の結果では国内最大の油田・ガス田となる可能性があると書いてある。またこの調査は経済産業省からJXホールディングス傘下のJX日鉱日石開発という会社に委託、総額100億円をかけて3年間の埋蔵量調査を行い、平成17年の商業化を目指すと言う。



えええ????



これ、先日独立総合研究所の青山千春博士が調査した海域そのものじゃないか!しかも、メタンハイドレートではなく、油田・ガス田開発とはどういうことだ?



邪推すると、これまで国民にひた隠しにしてきた日本海側のメタンハイドレートの存在を独立総合研究所が公にしたことから、国としていち早く開発を始めるという姿勢を見せて、これまで隠蔽していたことを打ち消そうとしたように見える。しかも、あくまでメタンハイドレートのことは一言も触れず、「油田・ガス田」と書いているところがいやらしい。



見方によっては、これまでの石油掘削方法で試掘を行い、「思ったような埋蔵量はありませんでした」という結論に持って行って、結晶状で海面に露出しているメタンハイドレートをなきものにしようという意図が働くのではないかと思ってしまう。(まあ、100億円かけてこんなばかなことはさすがにやらないと信じたいが・・)


あるいは、一民間シンクタンクに発見されたとあっては、国の面子が丸つぶれになってしまうから、早々に開発することを発表したとも。



JX日鉱日石のプレスリリースに書いてある文章を読むと、まるでこの海域の資源は、自分達が最初に発見した。それに、エネルギー庁の委員会の有識者から有望な海域だと評価があったから開発することにしたとあります。



調査に着手することは評価します。しかし、なんて厚顔無恥なコメントを書けるのでしょう。これまで散々日本海の資源は黙殺してきたくせに、急に「実は前から調査していた、この海域は前から有望とわかってた」と手のひらを返すようなコメント。恥ずかしくないんでしょうか。



好意的にとらえれば、今回の独研のアクション、新藤議員のアクションが国を動かしたということになるのでしょうか。そう信じたいです。今回の調査、採掘が日本の国益になるよう、切に願います。



#日々感謝 m(_ _)m