YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

中学校の英語の教え方に違和感(加筆・修正しました)

私は仕事柄毎日英語に触れる機会があります。会話はあまりありませんが(というか、避けてしまってますがw)、読み書きはほぼ毎日なにがしかやっています。10年も仕事で英語を使っていると、話す方はまだまだ全然なのですが、少なくとも読み書きは大分できるようになってきます。


さて、今日上の娘の英語の宿題を一緒に見てあげていました。問題は、代名詞の問題です。I, my, me, mine や you, your, you, yoursといったやつです。みなさんも覚えたのではないでしょうか。これらを使った問題を解く様子を見ていると、「???」という感覚がわいてきました。


例えば、「次の文中のかっこに入る適切な単語を右から選びなさい」という問題があるとします。


Do you go to school with ( )?   [he/his/him]



この問題、答えは「him」です。この問題を解くときに、参考にしているノートには「動詞の後ろに前置詞がついている場合、目的格とする」といったような解説が書いてあるのです。


んー、そんな覚え方かぁ。。


他にも三人称単数、三単現、所有格などなど、そんな文法用語が次々と出てきます。娘は、そういう言葉が出てくるたびにこの意味なんだっけ、と顔ををしかめ、悩み始めます。


わざわざ難しい文法用語を持ち出して、「生活の道具」である言葉の習得をすごく難しい「学問」にしてしまっているのです。



実際の英語を使ってコミュニケーションを行う場合、そんな知識は正直不要(は言い過ぎかな?)です。国語の授業でも確かに文法は学びますが、それは小さい頃から日常生活の圧倒的な時間を使って日本語を話し、読み書きしている前提があるから成り立つと思っています。


英語の場合、日本で普通に生活していたら日本語で事足ります。だからその「大前提」となる英語でのコミュニケーションの時間がそもそもとれません。そんな状態でいきなり文法の勉強を始めたら、単なるつらい「学問」にしかなりえません。


そうかぁ。なんか、中学校から大学まで英語の勉強したのに全く話せなかった理由がちょっとわかった気がしました。こんな学び方してたらそりゃしゃべれんわ。


本来、どんな言語であろうと、必ず覚えることはできるはずです(習得の早い遅いはあると思いますけどね)。結局はもっとしゃべって、聞いて、身につけていくものだと思うんです。



「おまえはどうなんだ、英語できるのか?」と聞かれると、まだまだなので偉そうなことは言えないのですが、この年になってようやくそんな「違和感」を持つことができるようになりました。



ほんと、教育のいろんなところを見直さないとだめだわ。



日々感謝 m(_ _)m