YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

日本卓球界のエース水谷が訴えた問題

Numbersのこの記事を読んで、本当に驚きました。


改めて記事を検索してみたら、既に9月に行った決断だったことに驚きました。以下、時事ドットコムからの記事転載です。


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卓球の水谷、国際試合から一時撤退表明=ラケット補助剤の禁止徹底求め

 ロンドン五輪卓球男子日本代表の水谷隼(23)=スヴェンソン=が、ラケットにラバーを貼る際に使う補助剤の禁止徹底を求め、ルール運用が厳格化されるまで国際試合から撤退する意思を示したことが、21日までに分かった。出身地の静岡県磐田市を前日訪れた際に、明らかにした。
 補助剤を使うと、ボールの回転数を増やすなどの効果があり、国際卓球連盟(ITTF)は使用を禁止している。しかし、依然として海外の選手が使用している疑いは残っている。ITTFは試合前に検査を行っているが、厚さが増すなどの変化がないと違反の発見は難しいという。
 日本卓球協会の前原正浩専務理事は「(水谷)本人と何も話していないので、何も言えない」とした上で、「これまでもITTFに状況の改善を求めてきた。今後は新しい検査方法の導入などの提案を考えないこともない」と話した。


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ロンドンオリンピックの時、この補助剤を使用している選手がいるというニュースを見たことはありました。Youtubeを探したらそのニュースがUpされていたのではりつけておきます。音声は聞こえにくいですが、だいたいわかると思います。





ただ、そこまで回転、スピード、コントロール性に違いが出てくるなんて。。本当に驚きです。私はもちろん使ったことはありません。まあ、仮にそれを塗ったとしても実力が伴ってこないですね(汗)



トップレベルでしのぎを削る中で、こういった補助剤を使っている/使っていないで差が出てしまうのはやはりフェアではありません。国際卓球連盟が公式に禁止しているものを半ば公然と使えるのも、それを使っているかどうか確かめる術がないからです。



ルールとして使っては行けないものを使っていてそれにペナルティがないというのはもはやルールではありません。ITTFはこの補助剤の使用について「選手の良心に任せる」と言っています。それはおかしいでしょう。



方向性としては、禁止するなら使っているかどうかをチェックする体制を確立することか、使用を認めるかです。とにかく全選手がフェアな立場で戦える状態でなければ、やったもの勝ちになってしまいます。それって、結局卓球というのは「道具」が良ければ勝てるなどという誤ったイメージを持たれることになり、卓球の発展を大きく妨げる要因になってしまうと思います。



水谷選手の、国際試合に出ないという決断が正しいのかどうかは正直わかりません。しかし、日本卓球連盟は、この水谷の勇気ある決断を重く受け止め、世界に働きかけなければなりません。例えば海外の卓球雑誌、新聞、Webなどへの英語での意見掲載、専門家への補助剤使用確認方法開発依頼、検査方法確立などです。



水谷選手は、かつて日本卓球が世界を席巻したあの栄光を取り戻せる実力をもった、「日本の至宝」です。このまま彼を埋もれさせないでください。


水谷選手のオフィシャルブログでも、彼の心境をつづっています。(こちら



私は水谷の勇気ある決断を支持し、応援します。






#日々感謝 m(_ _)m