YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

今回の衆議院選の争点について(文章を少し修正しました)

連日、政治ネタとなってしまい、堅苦しいかもしれませんがご容赦を。


もともと党首討論野田総理が強く主張して解散に持ち込んだのは「議員定数削減」でした。もちろんこれも大事な事ですが、信を問うにあたり、議論すべき重要な項目がもっと他にもあるのにです。まあ、野田総理としては、いかに「かっこよく」「自分にとって有利に」解散するかを考えた結果、ああなったわけで、そういう意味では支持率もやや上向き、マスコミも好感を持って報道したわけですから成功だったのでしょうね。



衆議院解散した直後、新聞やメディアが最初に言い出したのは

・第3極で誰がくっついて誰が離れたという話
・今回の選挙は、政党が乱立しているし争点がよくわからない


というようなことです。これは本当に驚きで、議員定数削減なぞどこへやらです。大事な争点はいっぱいあります。なによりもこの3年間政権を担って来た民主党に対する審判です。次の政権も民主党に任せるのかどうか。これこそ最大の争点です。本当にあきれます。ほどなくメディアは、争点について、15政党を並べて表にしたものを並べていろいろ言い始めます。その表で比較される争点がそろったように以下の3点でした。


・消費税
・TPP参加
脱原発





これも私にとっては違和感でした。どれも重要ですが、もっと重要な、喫緊の争点があるでしょう。5つあげろと言えば、私個人は



・東北の復興
景気対策
・外交安全保障の立て直し
拉致問題解決
憲法改正



だと思います。ここ最近になってこのあたりも記事になり出しましたが、どうもそのあたりを争点としてスポットを当てたくなかったのか?と思えるような感じでした。



復興問題、景気対策、外交安全保障についてはテレビや新聞でも取り上げられはじめています。昨日のテレビ朝日報道ステーションSUNDAY野田総理と安倍総裁の話など、見ていてその差が明らかにわかりましたね。




ただ、争点として出てこないのは、拉致問題憲法改正です。拉致問題は言うまでもありません。時間がないのです。今も北朝鮮で生きていらっしゃる拉致被害者の方々は、時間とともに年老いていかれてしまうのです。この拉致「事件」への取り組みをどうするのか、非常に重要だと思っています。


さらに憲法改正自民党自衛隊国防軍とし、世界標準でいう軍隊として集団的自衛権の行使を可能とすることを記載しました。これは憲法改正なくしては実現しません。また、民主党がかねてから掲げている「地方主権地方主権という言葉は個人的にはおかしいと思います。なぜ地方分権ではないのか?)、道州制」や議員定数削減も憲法改正が必要になるのではないかと思います。参議院の廃止を掲げた党もありますが、完全にそうですよね。



つまり、憲法が改正されないと実現できない政策があるわけです。となると、そもそも憲法を改正する、しないということが大きな争点になってもいいのではないでしょうか。改正をすべきという人も、今のままあるべきという人、様々でしょう。それをタブーとするべきではもはやないのです。次の政権に最も近い自民党の政策には憲法改正を明確に記載しています。それだけにもっと議論があるべきです。



そこで、選挙に行く前に、是非地元の候補者に聞いてほしいのです。


「あなたは国会議員になったら拉致事件に対してどう取り組みますか?」
「あなたは憲法改正に賛成ですか?反対ですか?」


と。私も何人かの候補者にこのことを直接お聞きしました。中には、もうがっかりするほど勉強不足で、憲法96条(いわゆる3分の2条項)についてお尋ねしても、一瞬何の条項かピンとこないなどというあきれた候補もいました。一般の方なら知らないということがあっても不思議ではありません。しかし、この方は仮にも立法の最高組織に代表として参加しようという人です。その人が憲法の、しかも最も争点となるであろう条項すら認識していないなど論外です。



今回の投票前に、この2項目をお聞きすることが投票の大きな参考になると私は信じています。どちらも、これからの国を形作って行くビジョンと覚悟を問う事になるからです。



最後に、民主党が画策している本当に姑息な動きをひとつご紹介します。民主党は、選挙投票日の前日に、「日朝間で拉致問題について再調査を行うことを約束した」などという共同声明を出そうと密かに調整しているとのことです。再調査の約束など、何も進展していないのと同じです。拉致事件選挙対策の道具としてしか考えていないのです。なんと姑息なのでしょうか。





皆様が今回の選挙で何を争点にするかについて、ご参考になれば幸いです。




#日々感謝 m(_ _)m