YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

アルジェリアテロ事件の真相、僕らも無関係じゃない

今日は、私が時々ブログで取り上げます、関西テレビの「スーパーニュースアンカー」で青山繁晴さんが解説されました、アルジェリアテロ事件の真相について書きたいと思います。


今回の解説は、本当にショッキングな内容です。そしてこれから海外に渡航する日本人に対する注意喚起がなされていたことから書こうと思いました。



今回のテロ事件では、日本人が狙われたという印象が非常に強いです。事実、今回10人もの邦人が亡くなりました。しかし、青山さんが複数の政府当局者に確認をとったところ、今回の犯行グループの中心は、人質・誘拐ビジネスの専門集団であり、狙いはあくまで役員クラスだったのだそうです。そして、高額の身代金を得ることが目的で、それ以外の大量の人質は、なんと「ダミー」だったというのです。



ダミーのために9人もの邦人が凶弾に倒れたというのか。



信じられない。



しかも、役員クラスの身代金の相場が決まっており、200万ドルなのだそうです。なぜかというと、過去既に支払ってしまった国が3カ国あって、それが相場になってしまったからとのこと。


現在アルジェリアの隣国マリの北部はテロリストのパラダイスとなってしまっている。そして犯行集団は四輪駆動車5台に分譲してマリへ移動し、じっくり腰を据えて交渉しようとしていたのだそうです。



元々今回役員クラスが集まることは、(プラントで働いている人の中にいる)内通者がテロ組織に(お金のため)情報を漏らしていたから今回の事件となったのですが、今回、5台に分乗してマリへ移動するという計画を、今度は逆内通者が(これまた金のため)アルジェリア政府へ漏らしたといいます。



だから、アルジェリア政府は待ち伏せをし、戦闘ヘリが自動車を攻撃したのです。もともと対戦車に攻撃できる戦闘ヘリですから、四輪駆動車など木っ端みじんです。日揮の元副社長の身元確認に一番時間がかかったのは、そういった理由からだったのだそうです。


日本政府は、この事実をきちんと把握しているとのこと。諸外国はアルジェリア政府の行動をある程度致し方ないという立場をとっているのですが、安倍総理は事実がわかった上で、批判しているのだとのことです。



こんな情報、新聞や在京テレビ局のニュースでは出てきません。わざと焦点をぼかして報道しているのか、もともとそこまで深い取材ができていないのか。。。。



きっと後者なんだろうなぁ。。




そして青山さんは、こう警告されています。


「これから人質ビジネスを拡大するには、新たな同様のテロの用意をしてくる、それはヨーロッパに飛び火してくる可能性が高い。特に日本人観光客の多い主要都市、例えばパリやロンドンなど。既にこれらの都市では、新たな厳戒態勢がしかれ始めている。これから海外に渡航する場合には、十分に事前に情報する必要がある。渡航前にその国の大使館・領事館などで自ら情報を収集して、自分で自分の身の安全を守るということをいままで以上に意識しなければならない。」


この備えは、ここ数年というレベルではなく、10年、20年のスパンで考える必要があるということです。


この世界はつながっています。遠い地球の裏で起こった出来事も、私たちには無関係というような時代はとっくに終わりました。海外に渡航される方は十分に情報を収集して、自分で身の安全を守るようにしていかねばならない時代になったのだ、と改めて感じました。


最後に、今回のテロでお亡くなりななられた方々へ、心よりご冥福をお祈り致します。





#日々感謝 m(_ _)m