YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

安倍総理の施政方針演説に感じた事

2月28日に安倍総理は国会で施政方針演説を行われました。直接その映像は見ることができていないのですが、新聞でその前文を読みました。


政権発足からこの2ヶ月間、あまり全面には出してこなかった安全保障や憲法改正への意欲を出してこられました。結構踏み込んだキーワードもありますね。


読んでいた中で、一番思わずガッポーズをした言葉がありました。


海洋開発ということで、なんと「世界初の海洋メタンハイドレート算出試験」という言葉が盛り込まれています。これは驚きました。ついにメタハイが表舞台に出て来たか。


もっとも、これだけだと海底に賦存している2種類(深層型と表層型)のメタハイのうちどちらをさしているのか、両方なのか、どちらに重点を置くのかは明確にはなっていません。日本海には膨大な表層型のメタンハイドレートが存在していることがわかっています。しかし、これまでの石油工学では取り出す事が難しく、土木工学による新たな採取方法を確立していく必要があります。過去に本が研究してきたのは太平洋側の深層型といわれるメタハイの試掘開発で、日本海側はずっと無視されてきました。


なぜか。


それは、「日本独自の豊富なエネルギー資源が存在すると困る既得権益が邪魔をしてきた」からです。



もともと、自前資源を持たない問題を打開するためにエネルギー資源を求めて領土を拡大した結果、大東亜戦争に突入してしまったわけです。自前資源を手に入れて何が悪いのでしょうか。これは、大きな産業が形成されることを意味します。日本海側に活気がもどります。日本がエネルギーを輸出する国に変わるかもしれないのです。ワクワクするじゃないですか。その第一歩が始まったということだと思います。


たった19文字の言葉ですが、総理大臣が施政方針演説でメタハイを語ったということは、大きな前進だと思っています。


それ以外にも、日本を再生させるべく取り組む政策を述べられます。


震災復興
いわゆる「アベノミクス」の強い意志をもっての推進
国家強靭化
防衛関係費の増額
国家安全保障会議(いわゆる日本版NSC)


すべて重要な項目ばかりです。民主政権である限りは決して進む事のなかった政策です。(震災復興は取り組んでいたのでしょうが、結局思うように進んでいないし)スピード感をもってとりくんでいかれることでしょう。



私は以前、菅直人が総理大臣に就任したときに施政方針演説を直接国会で傍聴しました。彼が目指したのは「最小不幸社会」。本当に背筋の寒くなるスローガンです。成長をめざさずして、未来など見えません。改めて安倍総理の施政方針演説に希望を強く感じました。


結局のところ、個別の政策や細かいことも大事ですが、最も重要なことは一番最初に述べられた以下の言葉に集約されているのだろうと思います。



「強い日本」。それを創るのは、他の誰でもありません。私たち自身です。



自分の国の将来を人ごとのように思っていたら将来はありません。内閣や国会議員、官僚がなんとかしてくれるだろう、と人任せにしてはいけない、この国の主人公は私たち自身だということなのです。


景気は人々の気持ちに大きく左右されます。新しい産業のヒントもあります。微力ながら私もできることをやっていきたいです。



#日々感謝 m(_ _)m