YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

希望の現場メタンハイドレート(少し追記しました)

昨日、八重洲ブックセンターである本を買ってきました。はい、タイトルにも書きました、


「希望の現場メタンハイドレート


という本です。



ここ最近、メタンハイドレートという言葉を耳にする方もいらっしゃると思います。新しいエネルギーとして注目されているわけですが、実はこのメタンハイドレートについてはずっと前から日本近海に賦存していることがわかっていたのです。


日本は、資源の無い国だと思い込まされ、海外から輸入するしかない国だと教えられ育ってきたのですが、このメタンハイドレートによって、日本史上初めて自前資源を持つ事ができるという、大きな大きな発見なのです。それがわかっていたにも関わらず、これまで黙殺されてきました。その日本の闇と独研がいかに闘って来たか、それがわかる一冊です。


ついにこの本が出る時がきたか。



これまで青山繁晴さんの本、テレビ、講演会などを通じてメタンハイドレートの可能性は前から知っていました。(特に「ぼくらの祖国」は必読です。以前、感想をブログに書いておりますのでよろしければどうぞ。)


「ぼくらの祖国」を読んで思ったことを徒然なるままに




私のブログで最初にメタンハイドレートの事を書いたのは、2011年7月3日のことです。


ひどい事実隠しのテレビ番組を見た




今回、なにがすごいかというと、この本の著者は青山千春博士。青山繁晴さんの会社、「独立総合研究所」の自然科学部長です。そして学会に身を置く研究者であります。その立場の方が意を決して出版されたという決意がすごいのです。この本の内容は、学会の中はタブーとされてきた内容です。それだけに、この本の出版はご自身の今後の学会での活動に影響すると思われます。それでも「祖国のため」に決意したのだと。



この本は、襟を正して読まねば。そう思いました。





さて、八重洲ブックセンターに到着し、お店に入ってすぐ右側の棚に発見!






なんと2ヵ所に陳列されていました!もう一カ所は中央レジ向かいのどセンターです。しかもポップまで!八重洲ブックセンターの心意気に、思わず心の中でガッツポーズでした。






しかし、それならいっそのこと「ぼくらの祖国」など一緒に並べてくれたらいいのに。購入時、


「ぼくらの祖国も一緒に並べてはどうですか」


と提案してみたところ、そもそも在庫がなく、次の入荷予定もないとのこと。。扶桑社め。。。Amazonでのランキング見てないのかよ。もっと増刷せんか!と思いつつ、帰宅して早速読みました。



一気に読み切る事ができました。



まだ本を読まれていない方が大多数なので、ネタバレになるような詳細な内容については書きません。しかし、千春博士の文章は本当にシンプルで、科学的な話をわかりやすく説明されています。お会いしてお話したときの印象がそのまま文章に表れているという感覚です。



内容は知っていることが大多数です。しかし、文面がシンプルだからこそ、千春博士の苦悩、希望がヒシヒシと伝わってきます。読んでいるうちに、



「あぁ、この内容が世に出て来たんだなぁ」



という思いがなぜか沸き上がり、涙が出てきました。僭越ですが、「万感の思い」という感覚が近かったのかもしれません。



博士の書かれた本編の後には、「長過ぎるあとがき」として、100ページを超える青山繁晴さんの後書きです。最初に感じたことは、「すごく表現に配慮されて書いたんだろうな」ということです。博士が今後学会で不利な立場にならないように苦悩されたのだろうな、ということが感じられます。



改めて、メタンハイドレートに対する希望を再認識できました。もちろん、メタンハイドレートですべてが解決するとはゆめ思っていません。しかし、日本が資源大国になれるなんて、ワクワクするじゃないですか。



私たちの将来の希望、再生の起爆剤がここにあります。ちなみにこの本、初版が8000冊しか出版されません。(なんで???あ、そうだ重版決定したんだった。)少なくとも八重洲ブックセンターにはまだあります。あ、そっか、ここは先行販売なんだった。正式な発売日は6月27日です。



みなさん、できれば手に取って読んでみてください。



それでは良い週末を!




#日々感謝 m(_ _)m