YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

プロジェクトマネージャという仕事(その7)

皆様、7月がやってまいりました。1年ももう折り返しに入ったということです。なんともはやいものですね。本当にあっという間に時が流れているのは、今が充実しているからだということにしておきましょう。



さて今日は、今一緒にプロジェクト対応をしているKさんと昼食に行ったときの話です。いろんな話をしている中、Kさんが次のようなことを言われました。



「いまの会社のプロジェクトマネージャには、ある程度技術的なバックグラウンドが求められる。なので、エンジニアで深く技術から設計に携わってきたYO茶さんは、すごくいいスタンスでプロジェクトマネージャができていると思います。」



ちょっとこっぱずかしいですが、褒めて頂きました。ありがとうございます。この言葉の背景なんですが、私たちが受けるプロジェクトはお客様の要件定義や、中長期計画の策定から入ることが多いです。で、お客様はあまり明確な方針というのは持っていなくて、ボヨーンとしたイメージしか持っていないことが多いのです。このフェーズではエンジニアが一緒に担当することが少ないので、プロジェクトマネージャがある程度テクニカルな部分の方向性を決めて行くことがあったりするのです。なので上記のようなコメントとなったのですね。



で、その会話に続いて「おーー、なるほど確かにそうだ!」と思うことを言われました。それは、



「この会社のプロジェクトマネージャは、オーケストラの指揮者と同じだと思うんですよね。各パートは、それぞれに極めた演奏者。しかも、それぞれ個性が強い。その個性が強い奏者の音色を、指揮者が考える方向性へと誘い、最終的にひとつにまとめあげる。そんなイメージが近いと思います。」



これは実にうまい表現で、言い得て妙だな、と思いました。



今回のプロジェクトを例に取っても、様々なチームが同時に作業を進めています。各チームともエキスパートなエンジニアやコンサルタントがいます。みなそれぞれの仕事に誇りを持ってやっておられます。このチーム間でお互いに歩み寄らないといけない部分や、どっちかに負担をお願いしないといけなかったりするシーンで衝突がおきたりする場合があります。そこをうまく取り持つ。いわゆる「調整」ですね。



エンジニアは、やはりそれなりにテクニカルな言葉で会話できたほうがやりやすい反面、上流のコンサルタントは、逆に咀嚼して説明しないと伝わりません。その間を取り持つのは、結局技術を理解しておかないと出来ない事です。それぞれに対し使う言葉はかなり違いますからね。このあたり、指揮者が各パートに指示を出している様子が重なって見えます。


こうして最終的にプロジェクトを成功させるというのは、確かにオーケストラの指揮者に近いな、と思いました。



まあ、今のプロジェクトで美しいハーモニーを奏でられているかどうかはなんとも言えませんが、最終的にはきれいにビシッと演奏を終えたいものです。



日々感謝 m(_ _)m