防空識別圏
中国が、尖閣諸島近辺の空域を、「防空識別圏」として設定したというニュースが発表されました。
防空識別圏というのは領空とは異なり、自国の領空に飛行機が侵入する前に、各国の戦闘機がスクランブル発信を行う空域のことです。飛行機は速度が速いので、自国の領空に入ってきてしまってから発進しても遅いってことなんですかね。
以下のページにわかりやすい説明がされています。
中国が尖閣上空に「防空識別圏」ってどういう意味? 「領空」との違いは?
つまり、尖閣諸島の近辺に自衛隊や米軍の飛行機が飛んできたら、中国は戦闘機を発信させるぞ、と言っているわけです。
これ、中国の漁船やら船が尖閣諸島近辺に侵入するよりも、はるかに不測の事態が発生する状況となってしまいました。領空に入ってしまうと問答無用で撃墜される可能性があるわけですが、防空識別圏が日本と中国で重複してしまうということは、両国の戦闘機がニアミスすることも十分あります。場合によっては、アメリカ軍であれば攻撃する可能性は十分あります。
つまり、尖閣の近辺は、これまでとは次元の異なる緊迫した領域になったといえるのではないかと思います。
しかし、このニュース、新聞でもテレビでも、扱いが小さいように思います。他国に配慮してというやつでしょうか。。。
ただ、事実と緊迫度は正確に国民へ知らせる必要があると思うのですが。。
中国は、習国家主席が軍を完全に掌握できておらず、軍が先走っているのでは、とすら思えてしまいます。
この件は引き続き注視していきます。
日々感謝 m(_ _)m