都知事選の争点について(少し加筆修正しました)

猪瀬直樹東京都知事の辞任によって、東京都知事選に立候補する人達が次々と出てきました。埼玉県人のYO茶としては、都政が直接関係する訳ではないのですが、2020年の東京オリンピック主催のトップにもなるわけですし、全国区のニュースでも話題となっています。

しかし、この都知事選の出馬する人達の争点や報道ぶりには「？」な点が多々あります。

まず、都知事というのは、東京都の都政のトップとなります。もちろん、他の道府県に比べれば遥かに大きい規模の予算を扱う訳ですが、要は地方自治体のトップなわけです。

地方自治体の行政、今回の場合東京都の都政とは、あくまで東京都に住む都民のために行うものです。

都知事候補は、当然ながら、東京都を将来どんなビジョンをもって、どんな都市にしていきたいのかを有権者に訴えなければなりません。

しかし、今回出馬の意志を固めたと言われる細川護煕元総理が掲げようとしているスローガンは、「脱原発」。小泉純一郎元総理と連携するかもと言われていますが、ちょっと待ってください。「脱原発」をメインの方針として都知事選で掲げるのはどうなのでしょうか。例えば、福島県のように東京都に原発設備があり、その上で「脱原発」というのならわかります。しかし、東京都には原発はありません。

それに、莫大な電力を消費する東京都の為に福島原発は作成されていた訳であり、仮に脱原発を掲げるのであれば、東京都の』電力はどのように確保するのかを具体的に語らなければいけないと思います。

それもなく、ただイメージとして「脱原発」をスローガンにして、それが東京都民の生活にどこまで直結するのでしょうか。これは日本国全体の方針に関わるものです。そう、「脱原発」は国政のテーマではないでしょうか。都知事選で訴えることは結構ですが、まさかそれ「のみ」ではないでしょうね。

細川氏にそこまでのビジョンはとてもではないが、無いであろうと思います。あるのであれば、そこを明確にしてほしいですね。

また、舛添さんについてです。舛添さんは非常に頭の切れる、優秀な方だと思います。今回自民党の推薦を受けておりますが、自民党はなにをやっているのでしょうか。もともと彼は自民党を自ら出て行った人。しかも、自民党は彼を除名処分にしています。そんな人を推薦するというのはどういうことでしょうか。能力云々の前に、道義的にどうなのでしょうか。

そして、田母神さん。保守の考えを持つ人達からは絶大な人気です。私も生で田母神さんのお話を聞いた事がありますが、本当におもしろい方です。東京都に大規模災害が発生したときの対応などについては、田母神さんが一番話されております。しかし、それでも東京都の未来のビジョンを語るという意味では苦しいかなぁ。

あ、そういえばあの人、東国原さんはどうするんだろう。

他にも候補者はおられるし、もっと増えるであろうと思います。東京都は日本最大の都市です。その都民をがっかりさせないような、若くて新しい人は出てこないのかなぁ。

引き続き注視していきます。

#日々感謝 m(_ _)m