YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

ピンチをしのぐ〜過去の経験は必ず活きる(前編)(大幅に加筆しました)

昨日、今日と、仕事で大きなピンチが2度ありました。


少し背景を説明しますね。



今実施しているプロジェクトは電話設備を新システムに切り替えているのですが、新しい電話システムを導入するにあたって、取り扱いに困るのがFAXなのです。



昔ながらの(会社で導入する)電話交換機はFAX回線を収容するようなことは普通にやっていたのですが、最近の電話システムでは扱いが難しいのです。


少し技術的な話しになってしまいますが、最近の電話システムはインターネットやパソコン間で通信を行うIPネットワーク(インターネット通信の基礎になる技術と思ってください)を使います。このネットワーク上で電話信号や、実際の音声通話を流す訳ですが、FAXというのは「ピー、ガーッ」という独自の信号をやりとりします。



このFAXの信号をIPネットワーク上でやりとりするための方法があるのですが、結構トラブるのです。FAXは機種間で相性が悪いとか、そういうようなこともあり、そのあたりをIPネットワーク上に流す方法ではうまく吸収できなかったりします。



なので、FAXはアナログの電話回線を直接FAXに接続してもらうなりして、新しい電話システムとは切り離してしまうことが結構多いです。FAXそのものを無くしてしまえればいいのですが、業務からなくすことはなかなかできないですからね。



さて、今回のお話ですが、現在使っている電話回線が仮にA社のものをつかっているとすると、これを別の電話会社B社に変更することになっています。ただ電話番号は変えたくないので、いわゆる「番号ポータビリティ」によって、B社の電話回線でA社の契約電話番号をそのまま使う段取りをしていました。



システムの設計上、FAXの電話番号はA社の電話回線にそのまま残す予定だったのですが、手続きが間に合わず、B社に番号が切り替わってしまうことが2週間前に判明してしまったのです。



別に切り替わるだけでいいじゃん、と思う人もいるでしょう。しかし、今回は電話をまとめてB社に移行するような手続きをふんでしまっているので、A社側のFAXの回線「だけ」を残すことができず、残すとなるとすべての電話番号の切り替えをあきらめなければならないのです。新システムではFAX機そのものを接続する設計も機材も用意していないため、このままだとFAXを受けられなくなるのです。



幸いこのことが判明したのは10日前。救済策として、A社のアナログ電話回線を1回線新規開通し、B社に番号ポータされたFAX番号をアナログ電話回線に転送することとなっていました。



*************




と、ここまでが背景。


さて、一昨日、新規アナログFAX回線開通日でした。
これまた、少し仕事的な話しになりますが、通常、電話会社さんが電話を開通する場合、電話会社さんがビルに用意している電話端子まで工事されることが多いです。(電話端子はこんな感じです)で、依頼をすれば、その端子板から先の建物内の配線(宅内配線といいます)もやってくれます。今回は時間がなかったので、A社に宅内配線までお願いしていました。


ところが、オフィスビルでこういった配線をする場合には、その端子盤から直接ケーブルを配線するのではなく、あらかじめ配線されている設備を使って行う事が多いのですが、派遣された配線業者がそのビルの配線設備を把握できておらず、宅内配線を完了させずにA社の作業員が帰ってしまいした。つまり、FAX機までの配線は何もできていません。。




うーーーむ。。。。まずい。。。次の日開通作業だぞ。。。。



ここから必至の調整が始まります。まず、お客様が通常依頼している担当配線業者に連絡し、次の日に配線工事をしてもらうように依頼したところ、既にその段取りをつけてくれていました。さすが!ただ、現地に入る方はそのビルの配線設備を把握されていないため、現地の総務担当に連絡して、端子盤などの状況を作業員に説明してほしいという依頼がありました。
現地の総務に電話したところ、よくわからない、なんで急にそんな工事をするんだなどのおしかりをひとしきりうけました。。ごもっとも、、


今回はまずいことに、同じビルに入っている別会社のオフィス内に端子盤があるため、その会社の方に休日出社してもらわないといけません。だから総務さんも余計にお怒りです。しかも、その別会社の総務さんが、ビル内の電話配線設備にとても詳しいため、なんとしても出て来てもらわなければいけません。



謝りに謝って、しかし爽やかに対応。なんとか依頼してもらえることになりました。よかった。。。



掛け合ってもらったところ、別会社の総務さんにでてきて対応してもらえることになりました。私からも別会社の総務さんに直接電話し、お礼を述べつつ、配線設備の様子をヒアリング。明日の工事でできれば助けてほしい旨をお伝えし、快諾してもらいました。



配線業者さんに調整、ヒアリングした内容を伝え、なんとか段取りは解決。



よかったぁ。ピンチ回避。



このあたりの配線設備に関する知識は、前職で本社ITスタッフをやっていたとき、専門で担当していた時期があったので、スムーズに会話できました。今の会社で使うことはまずないだろうと思っていた知識が、思わぬ所で活かされました。きっと、今の会社で配線設備の部分まで配線業者や設備担当と会話できる人は少ないだろうなぁ。(と少し手前味噌w)


うん、過去の経験は活きてくるんだということを確信した出来事でした。



けど、FAX1回線のために、いろんな人へ頼み込み、調整を行うことになりました。現地との調整だけで’2時間ほぼかかりっきりでした。。





これ以外に、昨日はさらによくわからないトラブルが発生しました。



が、すごい眠いので明日書きますzzz...







#日々感謝 m(_ _)m