クリミア問題について嫁と話した

昨日、そろそろ家を出ようかなと準備しているときに、妻から質問が。

妻：「あのさぁ、もしも知っていればでいいんだけどさぁ」

YO茶：「何？」

妻：「いまニュースでクリミアのことをよくやってるじゃん？あれって何なの？クリミアっていうのは、何？国？場所？」

YO茶：「（おっ、久々に質問きたー！）クリミアは、もともとウクライナ共和国のクリミア半島という場所にある南部の一部地域だよ。」

妻：「そうなの？じゃあクリミアは国とかじゃないのか。」

YO茶：「微妙なところで、ウクライナの中でもロシア寄りの人達とEU寄りの人達がいて、どちら側につくかで対立してたのね。そんな中、ごく最近、クリミアの州議会がウクライナから独立してクリミア自治共和国を設立すると宣言した。これはまだ世界に認められているわけではないので国かというと微妙だね。」

妻：「で、クリミアはロシアのものになったの？」

YO茶：「まさに今起こっていることなんだけど、独立を宣言したクリミアの中で、ロシアに編入するかどうかの国民投票が実施され、96%の賛成で可決。ロシアというかプーチンはそれを認めた、ということね。けど、そもそも96%が賛成というのがおかしい。民主的な投票でこんなほぼ賛成なんてことありえない。銃でおどされた人達も絶対いるはず。」

妻：「なんか、クリミアで死者が出たとかニュースで言ってたけど、あれは誰と誰の争いなの？」

YO茶：「ウクライナ軍とクリミアの勢力との内戦だね。けど、クリミア側には明らかにロシア軍がついている。なのでロシアが軍事介入し、土地を奪ったっていうのが大方の見方だね。」

妻：「なるほどねー。ロシアはなんでクリミアがそんなに欲しいの？」

YO茶：「クリミア半島には不凍港があって、今はロシアがウクライナに借りている状態なんだよね。ロシアって広大な土地を持っているけど、1年中凍らない港というのが極端に少ない。なので、そこが狙いだったんじゃないかな。ただ、クリミアはプーチンの野望の突端に過ぎないと思うよ。」

妻：「えー、じゃあウクライナ共和国自体も狙ってるってこと？」

YO茶：「もちろん。それどころか、かつてのソ連時代の広い国土を持つ共和国も狙ってるんじゃないかな。」

妻：「えー！あんなに広い土地を持ってるのに、まだ国土が欲しいってこと？だとしたら、北方領土問題なんて解決しないじゃない！」

YO茶：「それは逆。今、北方領土問題は、かつてない大チャンスがきていると見た方が良いと思う。ロシアはクリミアの件で世界から孤立している。こういう状態のときこそ、交渉は有利にもっていくことができるんだよね。安倍さんは、ここ最近の総理の中では一番プーチンと良い信頼関係を築けている。なのでポイントはソチで開催予定のG8サミット。これに対してどういう態度をとるかが重要。」

妻：「そっかー。しかし、プーチンってなんか怖いよね。たしか、なにかCIAとか、そういう感じの組織の偉い人だったんだよね。」

YO茶：「（CIAはアメリカですけど・・）KGBの長官だった時代があるね。まあ、冷徹な感じするよね。」

とまあ、バスの時間に若干焦りつつ、朝からクリミア情勢を説明するヨチャガミ アキラなのでした（く、苦しい・・）。

いつもの事ながら、妻からの質問は、基本的でかつ鋭い本質をついてくるものが多いです。やるな、妻。

あ、毎度のことながら、妻との会話は実際には関西弁まじりでの会話ですが、イデ隊員発明のパンスペースインタープリターを使って標準語に翻訳致しましたw（ってパンスペースインタープリター知ってる人いたら、結構な通ですねw）

今日は雨かぁ。また寒くなったし、いいかげん春らしい気候になってもらいたいものです。

さあ、今日も一日がんばりマッスル。

皆様も良い一日を！

#日々感謝 m(_ _)m