YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

「アナと雪の女王」を見て来た(加筆・修正しました)

本日は、代休をいただきました。世の中、休日働いても代休をとる事がなかなかできない状況にある職場が多いことはよく知っていますし、そもそも経営者の方々となると休みという概念が存在するのかも私にはわかりません。



ですので、今日は代休が取れる事に感謝し、ありがたくお休みを頂いております。



さて、以前から観に行こうと思いながらなかなか実現しなかった映画「アナと雪の女王」を観に行きました。場所は浦和パルコ内にあるユナイテッドシネマです。



妻は仕事ですし、子供達は学校。ですのでひとりで観に行きました。なんでしょうか、この年になってですが、一人で映画を観に行くことに躊躇がなくなりました。若いころだと、この手の映画を野郎一人で見に行くなんて恥ずかしくてできんわ!なんて変に意識してましたが、もうそんな変なこだわりもすっかりなくなりましたね。



平日にもかかわらず席は結構埋まっていて、隣の席が空いている場所となると前方しかありませんでした。客層としては、小さい子供を連れたママさんや若いカップルが多かったですね。



さて、映画に関する感想ですが。。



劇中の歌はやはり素晴らしかったです。ミュージカル調のアナとエルサの掛け合いやアナとクリストフをトロール達が祝福する場面など、本当にミュージカルを見ているようでした。映画館の大音響で聞くと、体が震えるような感覚がなんどもありました。




トーリーについては、なんといいますか、普通でしたね。良い意味で「ディズニーっぽい」と言えばいいのでしょうか。私は、もう1回映画館に見に行きたいか、と言われたら、うーーーん、次見るとすればDVDかテレビでいいかな、と思いました。(リピーターの方々、ごめんなさい!ディスっているのではありませんよ。誤解なきよう。。)



なんでしょう、私からすると映画のストーリー展開が早すぎるところがあって、なぜそうなったのか理解できない場面がいくつかありました。その中でも一番わからなかったのが、テレビでもよく出てくる、あの松たかこさんが歌っている、エルサが氷のお城を作るシーン。



エルサは戴冠式の夜に開かれたパーティで、自分の能力を皆に見られ、誰にも会いたくないとばかりに山へと逃げて行きます。そしてその後、あの歌のシーンへと映って行きます。歌の途中で、自分はありのままで生きて行くんだ、と決意をし山の中腹に氷のお城を作り上げ、そこに住むことを決意します。



私がついていけなかったのは、「なぜ急に前向きな気持ちになれたのか」という理由というか、トリガーです。その前まではみんなに能力を見られて逃げて来たわけです。もう気持ちはどん底だったことでしょう。そこからどういう心理変化があってあそこまで前向きになれるのか。そこの描写がもう少し丁寧に描いてあるとよかったのにな、と思いました。



それがあの歌の中で表現されているんだ、と言われればそうなのでしょう。ただね、私からすると言い方は悪いかもしれませんが、とってつけたように前向きになって生きるのよ、と言い出したように見えてしまったのです。別にケチをつけているのではなく、私はそう感じたということです。おじさんには展開が早すぎてついていけなかったよ。。



それにしても松さんの歌は素晴らしい。本当に素晴らしい!ご存じの方も多いでしょうが、このシーンですね。






次に、これはディズニープリンセスもの全体につながるテーマでもあるのですが、「真実の愛」の描写にひっかかりを感じました。



エルサの氷のとげが心に刺さってしまった結果、アナは永遠に氷のようになってしまいます。その氷を溶かすのは真実の愛のみだと。しかしですよ、氷になってしまう直前のアナが、ハンス王子に殺されそうになったエルサを、身を挺して守ります。



真実の愛を持っているとその時点で感じていたクリストフとキスをすることで心にささった氷のとげを溶かせるかもしれなかったのに、アナは自分の身を呈して殺されかけたエルサを救うことを選択した。


そう、このシーンでの愛が表現されていたのは、「アナのエルサに対する真実の愛」だったんじゃあないでしょうか。それはすごくわかります。




その後、エルサが涙し、アナを抱きしめることで氷が解けて行きます。つまりは真実の愛をもっていたのはエルサだった。



うーーーん、このシーンで私が一番感じたのは、真実の愛をよりたくさん持っていたのはどっちかというとアナじゃないか・・・って見えちゃいますよね。流れ的に。だから、エルサが真実の愛をもっていたってことをスッと受け入れられなかったのです。(もちろん、伏線としてはわかっていますけどね)



私にはクリストフのアナに対する献身的な協力のほうが「愛」の見え方としてはわかりやすかったし、彼とのキスで氷がとけたのであったら、受け入れられたと思います。それがこれまでのディズニーの鉄板パターンですもんね(笑)



確かに、自分の能力でこれ以上アナを傷つけたくないがために閉じこもり、接触を避けたというのは愛に他なりません。その見かけとしては「負」に見える行為が、実はエルサに対する真実の愛の裏返しだったのだ、というのなら、それはもうとてつもなく大きな愛だと思います。



要は、エルサのアナに対する愛の大きさの描き方が私にはとてもわかりにくかったです。「あぁ、そうか!それだけの大きな愛があったからこそ氷が溶けたんだ!」とわかりやすく理解できるような表現があったら、うなずけたんですよね。



何度もいいますが、映画としてはよく出来ていると思うし、吹き替えも良かったです。アナが氷になってしまうシーンで泣いている子供がいました。感受性の強い、いい子ですね。



帰宅してから感想を妻と娘にしたのですが、娘からは、






娘:「パパ、難しく考え過ぎ!そんな見方する人いないよ!」







と一刀両断。。。あはは。。。




ということで一旦今日はこのへんで。




#日々感謝 m(_ _)m