グローバル着信

久々に仕事のネタを。

これは前のプロジェクトで発生したトラブルです。

ある拠点の電話システムを新システムに切り替えるために、ISDNの電話回線を既存の電話交換機から新しい装置（Voice Gatewayといいます）に接続変更しました。そして、新しい電話システムの電話機から外線が正しく発着信できるか確認を行って行きました。

すると、この拠点で契約している電話番号のうち、拠点代表番号にどうしても着信しません。機器の設定を見ても特に問題無し。キャリア（電話会社）の障害対応デスク担当に問い合わせても対応が悪い。

いろいろと調べて行くと、どうも、DNIS (発信先の番号）がキャリア網から通知されていないということがわかりました。なんだ、この不可思議な現象は。。。そんなことがありえるのか？

いろいろと切り分けますが原因はわかりません。時間は刻々と過ぎて行きます。

まずい、このままだと切り替えは中止になってしまう。そうなると元に戻す必要があるが、それだけは避けたい。

そうこうしているうちに、新システムの設定をしていたエンジニアから、

「YO茶さん、ひょっとしたらこの電話回線、グローバル着信がなしになっていないですか？」

え？どういうこと？

グローバル着信をなしにすると、契約回線の小番号しか通知されず、親番号は通知されないとのこと。
（こちら参照）

えええっ？

えええええええっ？

まさにそれじゃん！

調べてもらったら、その拠点「だけ」グローバル着信をなしにしていたのでした。メリットは、少しですが料金が安くなるのですね。

後でいろいろな方に聞いてみたら、電話交換機を扱う職人さんたちはみんな普通に知っていたことだったみたいで。。

だったら。。。

早く言ってよ。

とまあ、こんな話がプロジェクトの中ではたくさんあります。

また気が向いたら書いてみますね。

#日々感謝 m(_ _)m