YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

今回の衆議院議員選挙は大義なき選挙か?

YO茶でございます。


さて、11月21日に衆議院解散され、ついに選挙モードへと突入しました。



今回の選挙についてしきりに言われるのは、「大義がない」ということです。これは、テレビや新聞などのマスコミに加えて、特に野党側から出て来る意見です。



でも、ちょっと待ってください。この意見、おかしくありませんか?



今回の解散安倍総理が国民に信を問うと言ったのは、消費税増税の延期です。これについては、与野党とも延期を是としたため、争点ではなくなった、と野党やマスコミはいいます。



しかし、政権与党である自民党としては、GDPの落ち込みが激しく、このままではデフレを脱却できないという判断から、景気条項を使って延期を決断したわけです。この消費税引き上げをもともと提案したのは民主党が与党の時の野田政権でした。その政策を、民主党はあっさりと「やむを得ない」として、延期容認としてしまいました。



そんなにあっさりと自身の政策変更を容認していいのでしょうか。相当の覚悟を持って増税に着手したのだと思っていたのに、そんなに簡単に。。この民主党の方針変更は、もはや選挙対策であるとしか思えません。



消費税増税は争点ではないと言っても、各選挙区の候補がどのように受け止めているのかを聞く事が大事なのです。なぜなら、自民党であっても、今回の増税延期には必ずしも賛成でなかった人がいたし、民主党もそうだと考えるからです。各候補がどう考えているのかを聞くことが大事なので、争点であることに変わりはありません。



次に、集団的自衛権です。これについては、あくまで内閣で閣議決定がなされただけであり、来年の通常国会で、法律改正に向けて本格的な論戦が繰り広げられます。今年の始めのころなど、この集団的自衛権の行使を認める議論が起きていたころには、国民の意見を聞くべき、とさんざんマスコミは言っていました。それがここに来て「大義がない」とは、あまりにも国民を愚弄していないでしょうか。我々は、そこまでバカではありません。



それに、何よりも大切なのはアベノミクス第3の矢をどのように推進するのかです。第3の矢とは、「景気対策」です。デフレを脱却するためには、この景気対策の成功にかかっていると言っても過言ではありません。ならば、ここからどのような景気対策を行うのか。とても大事な争点です。



何よりも今回の解散で一番あきれたのがですよ、普通、野党というのは、与党から政権を奪取し、自分達が与党となって政治を行う事が最大の目標であるはずです。にも関わらず、今回、解散すること自体に批判的でした。これは裏を返せば、



解散してほしくない。解散したら、次自分が当選するかどうかわからない。そんなの困る」



という私利私欲が見え隠れします。実に醜い。



最近テレビの報道番組では、野党のいろんな方がテレビに出て来て、しきりに安倍政権の批判をしています。自分達が政権のときにはあれだけ醜態をさらしたのに、よくもまあ、それだけ批判ができるな、とあきれてしまいます。だませていると思っているかもしれませんが、国民はそんなにバカではありませんよ。



これからさらに4年間、日本がどのような方向に進んで行くのか、大事な大事な局面です。前回の衆議院選挙も大事でしたが、今回はある意味、今後の日本の行方を占う、極めて重要な選挙です。



このブログをご覧になっている選挙権を有する皆様、12月14日の投票には必ず行きましょうね。




#日々感謝 m(_ _)m