YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

世界卓球、団体男女ともメダル確定の快挙達成!

まさに快挙である。

男子団体。まさに各選手の「芯の強さ」が際立った試合だった。相手は香港。決して弱い相手ではない。
その香港を、3-0でくだしてしまったのである。

圧巻は水谷。彼は名実ともに日本のエース。世界一を「本当に」ねらえる強い選手になったことが画面から伝わってきた。そして、吉田の爆発力。岸川の沈着冷静で安定した強さ。

このチームは、本当に強い。

女子団体。相手は永遠のライバル、韓国。韓国には、世界屈指のカットマンが2人いる。平野、福原、石川の3人が闘志をむき出しにして挑んだ。

なんと、5時間にも及ぶ大熱戦。

初戦は平野。相手は韓国の誇るカットマン2枚看板の一人、パクミヨン。卓球の試合では非常に珍しい促進ルールが適用されるというほどの熱戦。平野は精神力で初戦を制す。幸先のよい滑り出し。

2戦目は福原。相手はかつて一度も勝った事のない世界ランキング6位のカットマン、キムキョンア。福原は元来、カットマンが苦手である。しかし、カットマン対策をみっちりとやってきた。なんと、カットマンに対し、ツッツキで挑むという戦法に出たのである。キムが攻撃に転じても、元来得意としているブロックが決まる。非常に効果的な試合運びだった。時には神懸かり的なブロックが決まる。試合はフルセットに持ち込まれる。残念ながら、最後あと一歩およばず。しかし、福原が、心技体とも成長していることがわかってあまりある試合だった。

3戦目は石川。相手は中国から帰化した韓国初の帰化選手、タンイェソ。早い打点で攻撃していく戦型同士の試合だけに、ラリーは信じられないほど早いラリーの応酬となった。石川はスロースターターなのか。最初はやや緊張していたように感じた。しかし、試合が進むにつれ攻撃が決まるようになってくる。最後はもうゾーンに入っていたのであろう。劇的な逆転劇でタンに勝つ。ある意味、石川のこの勝利が大きく流れを変えたと思っている。


4戦目は平野対キム。平野はカットマンに対し、福原とは違いドライブで攻撃をしていく。それもコースを前後左右にゆさぶり、深い球、浅い球、ループドライブ、スマッシュ、回転数の変化、時にはストップとカットマンに対する対処のお手本のような攻撃を仕掛ける。それに加えあの精神力。なんという強さか。
しかし、キムの精神力も半端ではない。フルセットの末、最後はキムが逃げ切る。


ゲームは2−2のタイ。勝敗の行方は最後の福原に託される。相手は初戦に出てきたパク。
福原は、キムに対する攻撃とは異なり、ツッツキだけではなく、バック打ちも織り交ぜて攻撃を組み立てる。福原の精神力が、その培ってきた技術力が、そして、初戦から平野が勝利しつかんでいた流れを皆が最後まで離さず次の選手につないていったことが、爆発する。


そして日本の勝利


日本卓球界において、歴史的な日となるだろう。


かつての卓球王国復活を、確信できる日であった。



男子も女子も、どの選手もすばらしい闘志だった。今の日本のスポーツで、これだけ闘志を全面に押し出し、勝利への執念を燃やし、そして何よりも「結果」をきちんと出せる人達がどれだけいるか。


例に出してしまっては申し訳ないが、ワールドカップを前にしたサッカー日本代表の選手達は、この闘志をどうか見習ってほしい。


今日は男女とも最強の現卓球王国、中国である。



日本には、今、中国に立ち向かう闘志と技術と、それだけではとらえることのできない「神懸かり的」ともいえるものがそなわっている。


勝てる。いける。


我々は、応援する。あきらめない。


このブログを見た方にお願いがある。どうか試合を見てほしい。日本卓球界には、驚く程多くのファンタジスタがいることを知ってほしい。福原選手はアイドルじゃない。本物のアスリートなのだ。ツイッターをやっている方、 #sekai_takkyu
というハッシュタグで多くの仲間が応援している。どうか参加してほしい。




最後にひとつ。これだけの快挙を、民放のニュース、新聞は、なぜ報じないのか。残念でならない。しかし、私は応援する。ツイッターでわかった。日本には多くの仲間がいる。応援するのだ。




#日々感謝 m(_ _)m