YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

中野剛志さんの勉強会に参加した

12月16日のことですが、午前中選挙に行った後、中野剛志さんの勉強会に参加してきました。中野剛志がどんな方かについてはwikipediaをどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/中野剛志



中野さんと言えば、TPPの交渉へ参加するかどうかについての議論が持ち上がったとき、メディアや書籍で理路整然と、そして猛然と反対されていた方です。テレビを見て「すごく静かだけど激しい方だなぁ」という印象を持っていたのですがFacebookのお友達から勉強会のお誘いがきましたので参加してみました。


開始ギリギリに会場へ到着。中はすでに満席に近い状態でした。見回すと数名のFacebook友達が来ており挨拶。定刻に勉強会は開始されました。テーマは「日本経済の課題と将来」でした。参加されている方の中には勉強会の常連さんが結構多かったようで、話す内容がかぶってるところがあるけどご容赦を、みたいな軽い笑い混じりのトークから始まりました。


あら?すごく軽妙で穏やかな話し方だ。ほんとテレビって人のイメージをゆがめて伝えることが可能な怖い媒体ですねぇ。


まずはインフレ、デフレとはどういう現象なのかという説明から。そして、世間でよく言われるデフレの原因がいかに嘘かという説明へと続きます。


詳しいことは書けませんが、ひとつご紹介します。わかっていたつもりですが説明を聞いて「あぁ、そりゃそうだよな」と、納得したのが「少子高齢化はデフレの原因になっている」という嘘です。


高齢化というのは何かというと、少子:供給者が減り、高齢者:需要しか行わない人が増えるという現象です。これは現象として需要>供給の傾向に移動していくわけです。これはインフレの状態ですよね。ですから本来少子高齢化になったときにはインフレに悩むはずなのです。逆なんですね。


「こんなの当たり前じゃん」という方もおられるでしょう。しかし、私にとっては目から鱗の説明でした。


さらにインフレ、デフレでそれぞれ行うべき政策は真逆であり、15年もデフレが続いてしまった日本では、デフレ対策のすべてを動員しておこなわなければならないということでした。それでも効果が表れるのは7年くらいかかるとのこと。


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このように、これ以外にもいろいろ盛りだくさんの話をしてくださいました。おかげでインフレとデフレ、の違いと対応策、不況とデフレに対する対処は違うことなどが整理できました。


それにしても、中野さんは難しい内容を非常にわかりやすく説明できるし、途中途中で笑いが取れる。また、説明で使われたスライドには政府や公的期間から発表されているグラフを使われているのですが、その分析の切り口の鋭さにも驚かされました。


「頭が良い人というのはこういう人を指していうんだな」


と強く感じました。


勉強会が終わった後は台湾料理のお店で懇親会。今回もFB仲間と盛り上がりました。それに加え、また新しい方との交流ができ、数名の方とはFBで友達になりました。本当に楽しい会となりました。最後は写真撮影会になってしまい、私も便乗してツーショット撮影w



本当に良い勉強会でした。



中野さん、そして勉強会を企画してくださったMさん、ありがとうございました。




#日々感謝 m(_ _)m