YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

保守って

なんとなくこのところもやもやと考えていることをつらつらと書いてみます。



今の与党である自民党は、いわゆる「保守」政党です。保守とは、これまでの価値観や制度、信条といったものを守ろうという考え方を指します。



では、自民党はこれまでの何を「保守」しようとしているんでしょうか。


自民党の中には、同じ「保守」でも守らなければならないもののベクトルが必ずしも一枚岩ではないと感じています。400人以上の国会議員がいるので、もちろん考え方は様々でしょう。しかし、少なくとも日本が最も守るべき価値観を反対してはいけないのだと思います。


「保守」という意味で守らなければならない価値観や制度、信条は他に何があるのでしょうか。どうも、この守らなければならないものがとても歪曲されているような気がしてなりません。


既存の体制を守るというのは、良い面もありますが、新しい産業や構造を作らなければならないときには弊害も生じます。最たる者が農業だと思っています。


日本はずっと減反政策を行ってきました。作物ができすぎると価格の下落を招くため、農地を持っていても作らせないようにします。その変わり、作らない分は国が補助金を支払うという政策です。


この政策、いったい誰が特をするのでしょうか?


農家の人達は、作物を作らなくても補助金がもらえるので、金銭的には「特」するでしょう。しかし、農業を引き継ごうという若い人達が現れるでしょうか。前向きな人達が見えるとは思えません。


JAはどうでしょうか?きっと、組織の中の体制側に居る人は「権力」を維持できるという点で特をするのでしょう。保身ですね。


政治家は?やはり選挙がからんでくるのでしょうね。まとまった票を確保できる組織の要望に答えることができるのであれば、いわゆる「票田」になると。これも保身につながるのかなと。


いちばん損をするのは消費者です。農産物の価格が安くならないように調整しているわけですから。


さて、このような体制を守ることが「保守」の役目でしょうか?違いますよね。つまるとこと、私たちは税金を払って高い農作物を買わされていることになるわけですから。政治家がこの体制を維持していることは、「保守」ではなく「保身」にほかなりません。


そう、「保守」として守るべきものの中で、自分の保身のために維持しようとしているものが玉石混合になっているからおかしなことになるのだろうなぁと。



日本が過去から脈々と守り続けて来た、世界に最も誇れるもの、それは「皇統」だと私は考えています。


日本には、西暦とは別にオリジナルなカレンダーがあるのをご存知でしょうか。「皇紀」と言って、初代天皇である神武天皇が即位した年を元年としてカウントされる紀年法です。今年は皇紀2673年になります。


日本国において「保守」の主張を行う政党にとっての最大の課題は「皇統の継続、保持」ではないかと考えています。


2600年もの長い長い年月の間、国の元首が一系(父親系の血脈が続いていること)であり続けている国は、世界広しと言えど、日本だけです。中国は4000年の歴史があるとかいいますが、中国は国が変わるたびに前の国の皇帝・王は殺され、新しい皇帝・王が君臨します。つまり新しい国に入れ替わってしまうのです。(現在の中華人民共和国も樹立されたのは1949年、太平洋戦争の後なのです。)


日本の中で生活していると実感が湧きませんが、天皇陛下は、世界からは日本の元首と認識され、非常に尊敬されている存在なのです。その系統が絶えるということは、国体が激変する > 一気に国内情勢は不安定になる > 隣国の付け入る隙を与える > アジアの不安定化・・・といったように、状況は非常に悪くなるのだろうと思います。



こんなことを考えていると、「保守」という中で守るべきものも、長期的なもの、中期的なもの、短期的なものという時間軸で考えてみたら、今の状況を少し整理しやすくなるのかもな、と思いました。



目先の保身に走るなかれ。大局に立って政治家の皆さんは行動してほしいものです。



まとまりないなぁ。ま、いっか。



#日々感謝 m(_ _)m