都知事選の争点について（続き）

細川元総理が都知事選の出馬を正式に表明しました。小泉元総理も、細川氏の出馬を歓迎し、応援する事になりました。これで小泉さんは、古巣の自民党と相対する事となりました。

小泉さんは、お得意の争点を絞って簡潔化を図ろうとしています。

「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくして日本は発展できないというグループの争いだ」

都民の皆さん、今回の都知事選の争点のメインは本当に原発でよいのですか？よく思い出してください。そもそも、猪瀬知事が辞任したのはなぜだったのか。徳洲会からの収賄でしたよね。細川さんは、どうして総理を辞任したか。佐川急便から1億円を借り入れた事に関する疑惑から辞任することになったのです。そんな人が、どうしてもう1回都知事になりうるのでしょうか。
猪瀬さんと同様、真っ黒の状態だったわけです。

メディアの放送では、もう原発反対か賛成かがこの選挙の争点であるかのような錯覚を受けます。しかし、オリンピックを控え、東京をどのように開発していくのかというビジョンのほうがより重要でしょう。また、財政をどうしていくのかと言った事も重要です。

仮に脱原発をうたうにしても、原発の代替として、発電設備をどうするのでしょうか。また、ぼったくりのような金額で原油を中東から購入しています。この原油代の捻出はどうするのでしょうか。

東京の高速道路など、インフラは老朽化しています。これらのインフラを補修しないと、将来高い確率で発生するであろう大地震にはとてもじゃないが持ちこたえられません。いや、地震でなくとも問題が発生していきます。これらをどうしていくのかなど、ビジョンを指し示してほしいです。

また、尖閣諸島を購入するために募った寄付金の使い道をどうするのか、そういった部分も示してほしいです。

このように、東京都としてどうするのかといった事案が多くあるのです。それを差し置いて「原発の是非」が争点というのは、都民をバカにしていませんか？もちろん、原発賛成、反対という議論はとても大事です。しかし、それは一昨日も書いたように、都知事選でのメインの争点ではないと思います。（そういえば、先週のサンデーモーニングでは都知事選で原発を争点にした事を歓迎していました。さすがサヨク番組ですw）

都民の皆様、どうか「有名だから」といった理由のみで選択せず、政策を細かく確認した上で投票しましょう。

#日々感謝 m(_ _)m