YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

野田政権の問題児が予想通り足をひっぱる件

野田政権の大臣で、組閣の時からポストに苦労した閣僚が2人います。それは誰か。


一人は山岡賢次氏。担当は国家公安委員会委員長内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)、拉致問題担当です。
もう一人は一川保夫氏。担当は防衛大臣です。



このお二人、これまでの政治家としての歩みを見てみると、これらのポストに就任したことが本当に摩訶不思議なのです。


まず山岡賢次氏。ニュース等でも騒がれていますが、このお方はマルチ商法を推進する団体で講演などを行い、多くの消費者が苦しんでいるマルチ商法の推進派なのです。そんな人が、マルチ商法の苦情を受け付ける消費者庁のトップになるとは本当に「ギャグですか?」と聞きたくなるような人事です。案の上、その点を国会の予算委員会で追求され、いまや山岡氏の閣僚辞任が野党から突きつけられています。
また、山岡氏はこれまで北朝鮮による拉致問題に対し何かを取り組まれていたといったようなことを私は聞いた事がありません。そんな人をなぜ配置するのか。拉致被害者を思っての配置には到底思えず、私は今も憤慨しています。




次に一川保夫防衛大臣。この方も、もともと農林省出身の官僚でした。つまり軍事や防衛の専門ではなかった方ですが、これがまあ、また超ど級の失言問題を連発しております。防衛大臣に就任された際、「私は安全保障に関しては素人。しかしこれこそがシビリアンコントロールだ」などとトンでも発言をして国民をびっくりさせました。

また、ブータン国王が来日された際、あろうことか宮中晩餐会を欠席して同僚民主党の政治資金パーティに参加した話も最近のことです。ほんと、日本の恥です。

そしていちばん直近では12/1に参議院東日本大震災復興特別委員会で沖縄普天間基地移転のきっかけとなった1995年の米軍兵士による少女暴行事件について、事件の中身を知っているかという質問に対し、「詳細な中身は知らない」と答弁し、参議院から問責決議案が提出されることが必至の状態となっています。



お二人には共通点があります。それは何だと思いますか。



ご存知の方も多いと思われますが、お二方とも「小沢グループ」メンバーなのです。それも、長年小沢グループで小沢氏の側近だった方々です。



これは私の憶測なのですが、おそらく野田総理が組閣を実施するにあたり、小沢氏本人、もしくは小沢氏近辺からこの二人の入閣を要請されたのではないでしょうか。でなければ、こんな問題の中心になる事がわかりきっている人をさすがの野田さんも選ぶ訳はありません。



では、なぜ小沢氏はこの二人の入閣を要請しんだろう??



二人とも、小沢氏の側近として長年小沢氏を支えていることへの恩賞でしょうか?けどさすがの小沢氏も多少は大臣の資質というものを考えるでしょう。であれば、この二人がごねたのかなぁ。。



どちらにしても、この2人の大臣交代を飲まなければ国会運営が行き詰まることは確実です。なぜか。参議院で提出される問責決議案は野党が多いことから確実に可決するでしょう。問責決議案は衆議院で提出される内閣不信任案のような法的拘束力はありません。しかし、問責決議案が可決されると、対象となった大臣が辞めない限り参議院での審議がストップしてしまうのです。問責決議された大臣がいる元での審議なとできない、と。そうなると法案を通したい与党・内閣側としては非常に困る訳です。



一般市民である私でさえ、最初に組閣メンバーを見たときに「えー、これはないだろ」と思った方々だったのですが、絵に描いたように問題を起こしてくれています。笑ってしまいます。野田総理もきっと頭の痛いところでしょう。



もともとどちらも大臣の資質などなかったと思わざるを得ない問題発言や行動を考えると、スパッと辞めさせてほしいものです。私としてはそのほうがうれしい。



ヘタレで結局自分ではなにも決断できない野田総理小沢グループの二人を辞めさせる事ができるか。これは野田総理のリーダーとしての資質をはっきりさせるリトマス紙になることでしょう。



#日々感謝 m(_ _)m