日米首脳会談の結果とTPP参加表明報道について
安倍総理が無事帰国されました。本当におつかれさまでした。
オバマ大統領は会見の様子などを見た限りでは終始ビジネスライクな冷たい姿勢に見えました。さすがに記者から求められて安倍総理との握手を求められたときは笑顔でしたが、私が見た限りではそこだけでした。
首脳会議での会談内容はすべてが公開されるわけではありません。なので、実際には率直な意見交換がなされたのだろうと思います。その上であの冷たい態度だったので、完全に打ち解けたということではないと感じました。
それだけに、相当タフな会談であったのであろうな、と思います。
参院選に勝てば、安倍総理は長期政権になるでしょう。そうなると、オバマ大統領とは同じ任期になるわけでから、今後もっと深い信頼関係を築いてほしいと思います。
さて、新聞、テレビ、インターネットのニュースを見ると、どこも揃えたように「安倍総理TPP参加を表明」と報じています。たとえば、
FNN
「安倍首相、日米首脳会談を受けて近くTPP交渉参加を表明へ」(リンクはこちら)
TBS
「安倍首相、3月中にもTPP交渉参加表明の方針」(リンクはこちら)
などなど。。。
しかし、そんな簡単に参加表明するわけないよなぁ。ここまで慎重に政権運営をしてきている安倍総理が、党内での意見が分かれている難しい案件を、そんな安直に会見後参加表明することなど考えられません。
安倍総理の表明内容を動画でみてみました。
決して参加を表明したとは読みとれないんですが。。。。「交渉に参加っするかどうかを判断する」とは言っていますが、「参加する」とは言われていませんよね。。
元々新聞、メディアはTPP参加を推進しています。ただ、このデフレの状況下、TPPに参加することは政策としては正しくありません。TPP参加は、インフレ対策となってしまうのです。
こういったミスリーディングに惑わされないようにしないといけません。まことに典型的な、わかりやすい実例です。
新聞・メディアは、このタイミングで「空気」を作ろうとしているのでしょうか。そして、不参加を決断しにくい状況を作って行こうとしているのでしょうか。
私はTPP参加には反対の立場をとっています。ですから、今のこの論調には賛同できません。
引き続き注視したいと思います。
#日々感謝 m(_ _)m