映画化されてガッカリした作品
みなさんは、すごくおもしろかった小説が映画化されて、その出来の悪さにとてもガッカリした、なんて経験はないでしょうか?
私はあります。ええ、ありますとも。
小説を読んで心の中で広がっていた空想をこれでもかというくらい裏切り、奈落の底に落としてくれた映画が。
それは、、、、
「さよならジュピター」
という映画です。。。。。
原作は、「日本沈没」や「復活の日」などでおなじみ、あの小松左京さんです。(ウィキペディアの説明はこちら)
この小説、1980年代前半に書かれたものです。簡単に内容を説明しますと、
「時は22世紀。人類は宇宙開拓の為、より大きなエネルギーを得るべく、木星を第2の太陽にする木星太陽化計画計画を押し進めていた。しかし、突如現れたたブラックホールが太陽を直撃することが判明。人類は滅亡の危機に晒されることになる。助かる道はただ一つ。木星をブラックホールに衝突させ、軌道を変えること。残された時間はわずか。かくして、木星を守らんとするジュピター教団と地球政府の熾烈な戦いが始まる・・・」
とまあ、こんな感じです。(小説のあらすじより)
小松左京さんのすばらしいところは、いかにも将来使っていそうだなあと感じさせる造語を小説中に当たり前のようにちりばめているところです。また、ご自身の科学的知識もかなり深いようで、理系の私も感心するくだりがたくさんあります。1980年代にこれを書いていたというのは本当に驚きです。私はあまり小説などの本は読まない方なんですが、何度も読み返す数少ない小説の中の1冊となりました。。
実は、私この映画は最近まで見たことがありませんでした。なので映画の出来もよく知らず、さぞすばらしい映画に違いないと勝手に思い込んでいました。そんなある日、レンタルビデオ屋さんでたまたま見つけたのです!
おおおお!!!これは借りねば!!
期待に胸を膨らませ、鑑賞。
(^o^)
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鑑賞中
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鑑賞中
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映画終了。。。。。。。。。。。
(-_-メ)
なんじゃこれはぁぁぁぁぁあああ!!見るんじゃなかった。。。。。。
後にさよならジュピターについての論評をけっこう見つけました。いずれも酷評。。先に読んときゃよかった。。。(T_T)
映画の総指揮をとったのが小松左京さんご自身だったようなのです。SF小説家としては超一流ですが、映画監督としては、???ですなぁ。。
小説の内容は本当にすばらしいものなので、ハリウッドあたりでリメイクしてくんないかなぁ。
くどいようでですが、小説そのものは、本当にすばらしいです。その点は、誤解なきよう。
#日々感謝 m(_ _)m