井の中の蛙だ
先日、ある客先を訪問した。
自社で取り組んでいるサービスを買ってもらうのが最終目的なのだが、自社のパッケージサービスではうまく適合しないということが前回のミーティングではわかっていた。なので今回はかなり風呂敷を広げなければならない状況だった。
今回は、私のマネージャがメインで説明をした。
マネージャは中国出身の方で、日本語も普通に話せるが、ネイティブな日本語とまではいかないのだが、最終的にはきちんと説明し、提案したかったことをきちんとお客さんに理解させた。
すごいと思った。
私は、正直一言も声を出さなかった。いや、出せなかった。話す必要がなかったというのもあるのだが。
営業活動段階での場に参加して、改めて自分は受注してからの場面しか経験してきていないエンジニアなんだなと痛感した。
結果、受注した後の場面だけ経験していくと(会社の体制がこれまでそうだったからある程度致し方ないのではあるが)
積極的に、いかに買ってもらうか考える力がのばせす、待ち受けの姿勢となってしまっているのだと。
こんなことを書くと「何を甘い事を」と思われるかもしれないが、昨日ミーティングが終わってから実感したことである。
そういった場面から「俺はサービスを提供するエンジニアなんだから営業なんか参加するか」といって逃げてたのかなあ。
もちろん、安くない金額のサービスを提供するエンジニアとしてこれまでがんばってきたという自負はあるし、そのキャリアは正しかったと思っている。しかし、ふと昨日のような場面にでくわすとあまりにも今の自分では適応できないという現実に愕然とし、それができているマネージャを見て「このままでいいのか」と考え込んでしまったのである。
常日頃から、人間はバランスが大事だと思っている。イメージとしては円の中心にいるような感じだろうか。今の自分はいびつなレーダーチャートになっているのだと思う。
#日々感謝 m(_ _)m