YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

菅首相の所信表明を傍聴しに行ってきた(少し追記しました)

私には行ってみたいと思っている場所というのがいくつかあります。その中で、「国会の本会議の傍聴」というのがありました。

昨日はたまたま会社を休んでいて、奇しくも菅直人首相の所信表明演説があるということで、行ってみようという気になりました。



丸ノ内線の「国会議事堂前」駅で降り、1番出口を出ると衆議院面会受付所というところがあります。まわりは警察の方々の警備で物々しい雰囲気です。受付所の前にも警察官が立っていますが、質問をすると親切に受け答えをしてくれました。


そして所定の申込書に名前、住所、年齢、職業などを記入します。すると傍聴券というものをもらえます。傍聴券をもらったら、国会議事堂の裏手から傍聴人入口を通って入っていきます。


途中、筆記用具以外の荷物はロッカーに預けるように係員から言われます。そして階段とエレベータを使って本会議場に入りました。一般傍聴席はどのくらいでしょうか、4〜500人位のキャパがあるでしょうか。警備員に促されて席に座りました。

当日は当然写真撮影できません。けど座ったところからは下の写真のような感じで議場を見ることができました。(休会中の議場)





時刻は12時40分。本会議開始の20分前です。既にマスコミの方々がカメラを構えておられます。テレビで見ると本会議場は非常に広く感じますが、私の第一印象は、「あれ、思ったほど広くないな。」
でした。実際は大きな空間なのですけどね。


そして開始10分前の12時50分になるとブザーが鳴り、議員席の扉が開きました。続々と入場してくる議員の方々。徐々に熱気を帯びてくる会場。

傍聴席から向かって左側が与党、右側が野党です。民主党は全体的に若さと熱気を感じます。表情も明るい方が多いです。時折、傍聴席に手を振る議員さんがおられます。地元の支援者が見に来られているのでしょう。なるほど、こういうところも細かく気を配るんだなあと感心しました。野党側はなかなか席が埋まりません。戦術なのか、会議をやっているのか。しかし、野党側は元気ないなあ。高齢の方も多いし。

お、テレビで見たことのある議員さんがあちこちにいらっしゃいます。ただ、傍聴席では議員席の一番後ろの方は残念ながら死角になって見えません。ちょうど重鎮が座る場所ですね。小沢一郎さん、鳩山さん、枝野さんといった方々の位置は残念ながら確認できません。

13時になり、衆議院議長が入場。与党の議員は全員起立。野党の人は無反応。えーっ、それはいくらなんでも無礼なのでは・・・子供には見せられないなあ。

しばらくして自民党の議員が続々と入場。そののち閣僚の方々が入場。おー、テレビで見たことのある人達ばかりだ。

そして高山議員の「ぎちょーーーーっ!」というお決まりの雄たけびからはじまりました。菅首相の所信表明がはじまります。最初に水を1杯。もうこの時点で野次が飛び交います。
テレビでは音量を調整しているのでしょうが、まあすごい野次です。この中、話し続けるって大変だなあと感じました。

所信表明の中身に関する感想は、今日は割愛します。約40分くらいだったでしょうか、野次に負けずに所信表明を終えられました。




政府インターネットテレビより)


そして本会議終了。衆議院議長の退場時、民主党議員は起立。野党議員はそれを待たずして続々退場。野党議員から怒声がとぶ。そののち、全議員さんが退場。

そして傍聴は終了しました。


今回強く感じたこと。

自民党は、本当に高齢化してるなぁ。政権取り直したいのなら、もっと若さが見えないと、今後
 政権を任せようとは残念ながら思えないなあ。民主の対抗として本当にがんばってほしいのに。

・国会というのはまさに『数は力なり』なんだ。


ということです。民主党の若い議員が多いのに対し、自民党は「高齢議員」が多いなあ、というのが実感です。冗談抜きでもっと若手が増えないと、自民党にはそりゃ票が戻らんなあと思いました。
また衆議院の与党の席数は、上から見ていても圧倒的です。それが純粋に、国会での力なんだと肌で実感できました。その点は、小沢氏の言っていることが真実なのだと思います。


残念な点がいくつか。仮にも国民から選出されてこの場にいるわけです。その意識が薄い方もちらほら散見されました。具体的に言うと、


・所信表明中の居眠り
・頻繁に議場を出入りしている
・所信表明が始まると同時にいなくなった
・先にも書いた衆議院議長の入退場時の起立



などという態度です。ご自身のされている態度は、子供たちに説明ができるのですか。論戦を戦わせるということと、「礼を失する」こととは別だと思います。ご自身の立場の重大さを与野党問わずもう一度よくお考えいただきたいと思います。


いやー、今回はとてもよい経験ができたと思います。次は、個別の委員会の傍聴もしてみたいなぁと思ったりしています。ただ、これに関しては議員さんの紹介が必らしいので、支持している議員のいない自分にしてみたらハードルの高いものだなあと。。。


以上、国会突撃レポートでした。


#### 追記 ####


国会の傍聴に関しては、以下のリンクに説明があります。

衆議院の傍聴について
http://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/tetuzuki/bouchou.htm


参議院の傍聴について
http://www.sangiin.go.jp/japanese/taiken/bochou/kengaku.html


参議院のほうがやや親切に書いてありますw
詳しいことは、それぞれのページに書いてある電話に確認するのがいいと思います。なお、本会議の日程確認ですが、当然ながら政治の情勢によって変わってきます。

衆議院の場合は衆議院TVのページに「明日の中継予定」というところに予定が記載されるのでそれを参考にしてくれということでした。
衆議院TV
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=HM


参議院については、都度電話で確認してほしいということでした。


また、本会議については過去の実績を見た限りでは衆議院が13時から開始、参議院は14時開始ということが多いようです。


あと、問い合わせたことなどで参考になりそうなことを。


・一般傍聴券は30分前から配布と書いてありましたが、12時20分ごろに受け付け所へ行ったら受け付けてくれました。本会議場に入れるのが30分前ということのようです。

・身分証明書については、衆議院は特に必要ありませんでした。参議院は電話で確認したときに「あればありがたい」と言われました。

・服装については両院とも特に規制はないみたいです。普通に外を歩ける格好だと。私はジーンズでいきましたが、特に問題なかったです。まあ、常識の範囲で。

・携帯電話やカメラなどは本会議場には持ち込めません。電源を切って、所定のロッカー(無料)に一時保管することになります。

・傍聴中は、野次、賛同の拍手などをしてはいけません。ただ静かに聴くことしかできません。

・傍聴中、立ち上がって聴くことはできません。

・議事堂を出た場所におみやげ屋さんがあります。(あまり買って帰りたいものはありませんでしたがw)

・食堂で食事もできるようです。私は食事を済ませてから行ったのでメニューや値段に関してはないも言えませんが。。





#衆議院参議院、問い合わせにしても、インターネット中継のサイトについても、同じようで微妙に違うんですよね。運営組織が別々なようで。ひとつにまとめればいいのに。こういうのだって、民間からすれば費用削減の対象だと思うんですが。。。


どうなんですか?議員先生の皆様?


#日々感謝 m(_ _)m