客先で聞いた印象に残るフレーズ
今お邪魔している客先の担当の方と話していて、印象に残った話を。
会議と会議の合間に30分ほど時間ができたので喫茶室でティーブレイクをしておりました。そこで、ご担当のお父さんが言われていた言葉の中で、こういうことがあったそうです。
「”仕事が出来る”と言うことと、”仕事に慣れる”と言う事は違う。長年同じ仕事をしていたら誰でも慣れるのであって、うまくこなせるのはあたりまえ。それを”自分は仕事が出切る”というように勘違いしてはいけない。」
というものでした。
うんうん、そう!そうですよね!、と思わず膝をポンとたたいてしまいました。
長年同じ仕事をやっていれば、誰だって慣れる。それは決して「仕事ができる」ってこととは違うというのです。これ、自分が無意識に肝に命じていることと近いのかなと思いました。
まだ私が20代前半の若かりし頃、前職で本社ITスタッフの仕事をしていた時、常にモットーとしていたのは
「今の仕事をいかに人にふることができるか」
でした。誤解ないように説明すると、この頃の仕事は新しいシステムを導入した後で構築手順や追加、変更、削除を対応するような、構築から運用に携わるフェーズがメインでした。
ですので、どのような申請手順にするかなど自分の中で咀嚼し、まずは自分でプロセス化して、マニュアル化して、ベンダーにハンドオーバーするというのが私の仕事の進め方でした。
いつまでも自分の中でボールを持ってしまうと、その業務に慣れるが、そこにしがみつくようになって新しく成長できない、と直感的に思っていたのでしょうね。いつも新しい仕事を受け入れられるようにニュートラルな状態にしておきたかったのです。
だからこそこの言葉はとても胸にしみました。
今もその気持ちを持ち続けているかな。今の仕事で驕っていないかな。
謙虚に思い直せる言葉でした。
#日々感謝 m(_ _)m