YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

海上自衛隊によるソマリア沖海賊警戒行動1年延長で思った事

海上自衛隊は、2009年3月からアフリカソマリア沖で商船を海賊に襲われないよう警護・監視するために護衛艦を派遣しました。その活動は現在も継続しており、さらに1年延長することが決定しました。


警備の任務には2隻の護衛艦「はまぎり」と「あけぼの」がついています。このソマリア沖というのは、ちょうどアラブ諸国から石油を積んだタンカーが往来する重要な拠点です。



朝日新聞より)




任務についてから、多くの商船が海上自衛隊護衛艦によって襲撃から救われたと聞いています。その活躍ぶりをまとめている動画がありますのでご紹介します。この動画を見て、本当に「ありがとう!」と思わず叫んでしまいました。







(※その3は、残念ながらYoutube視聴できなくなっていますので、Mixiの動画をはっておきます)




このように、護衛活動を続けているわけですが、これもまたマスコミで大きく取り上げられることはありません。日本が行う世界貢献で最初に思い浮かぶのはODAです。やはり経済援助が大きいと思うのですが、この活動は、数少ない、警護という形の世界貢献です。しかも、活躍しているのです。



もっと日本国民から評価されてもいいとおもうのですが。。かつて、故三宅久之氏が言われたのですが、「知らされない、知られないということは無いのと同じ」なのです。



ちなみにこの警備活動、ソマリア沖への派遣されてから3か月後にいわゆる「海賊対処法」が成立しました。これにより海賊行為を行う船や搭乗員への発砲が可能となりました。が、やはり基本的にはこれって、海賊行為というものに縛られた「ポジティブリスト」をもとに動いています。そうでない不測の事態に対応でが可能となることで隊員の安全が確保できるわけです。「ネガティブリスト」による運用への変更を早く国内で決定するべくうごいていくよう、私たちも声を上げていかなければならないと思います。



また、派遣されているのが2隻なのですが、これはしんどいと思うんですよね。3隻で運用しないと、休息をとれないですよね。(そのあたりは上記動画でも訴えられています。)予算や日本領海の防衛体制の関係もあるでしょうが、なんとかならないものかと思う次第です。



本当に厳しい任務だと思います。隊員のご無事をお祈りしております。



日々感謝 m(_ _)m