YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

NHKスペシャル「中国激動"さまよえる"人民のこころ」を見た

ご意見はいろいろあるでしょうが、私はNHKの番組、特にクローズアップ現代NHKスペシャルは比較的見ています。ただし、番組をそのまま鵜呑みにすることはありません。本来国営放送であり、国から予算が割り当てられているNHKであれば、国益に沿った番組を放送するのが正しいあり方だと思うのですが、どうも番組によってはいわゆる「周辺諸国」に過剰な「配慮」をしすぎている感があります。



そんな事を織り込み済みで、今日は「NHKスペシャル「中国激動 "さまよえる"人民のこころ」を見ました。



番組の内容ですが、最近、お金儲けばかりを追求し、心のあり方を忘れてしまった中国で、最近心のよりどころとして儒教キリスト教の教えを学ぶ人が急速に増えているというものでした。今や、中国国内のキリスト教信者は1億人に達するのだそうです。だとしたら、ものすごい数の信者がいることになります。



儒教の教えを学ぶ勉強会では、これまでの自分があまりにもお金儲けの事ばかりを考え、他人の事などどうでもよい、自分が良ければ良い、という気持ちだった人達が集まり、指導者の教えを聞いています。


「親は大事にしなければいけない」「人のために奉仕しなさい」と言った教えを聞き、皆自分がこれまでいかに道徳心に欠けた生き方をしてきたかを知り、涙します。



これらの動きは、中国当局に黙認されているとのことです。そうすることで、国民の不満を解消させるのが狙いなのだそうです。


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とまあ、この番組を見て最初に思った事は、



「あ、これは中国当局に管理された、一部の活動を見せているな」



でした。そもそも、中国共産党から認可されていない地下協会を取材していましたが、それを取材して日本で放映できるとは到底思えませぬ。



ことの真相はわかりませんが、この番組での活動が、中国全土で盛り上がっているとは到底思えません。何だろう、まるで中国のイメージアップをはかろうとしているのかな、とさえ思えました。



こうやって疑いの目を持ってテレビ番組を見る事は本当に重要ですね。



笑ってしまったのは、孔子の教えを勉強する会で、講師(老子と呼ぶそうです)が参考になるDVDがあるので欲しい人には差し上げますと言ったら、我先にと人が押し寄せ、DVDの取り合いになってしまったシーンです。



あ、あんたがた、孔子の教えを聞きにきたのよね???



結局譲り合いの精神が全くわかってないのでした。。








#日々感謝 m(_ _)m