現場に行かないと現実はわからない
実家に帰ってきた。
小さいころから育ってきた町の被害は想像を超えたものだった。
昔からずっと変わらなかった商店街が、無残な姿になっていた。
軒並み床上浸水し、家の前には浸水して使えなくなったごみの山。
隣のお寺の壁は水圧に耐えられず崩壊。
すさまじい水の威力に呆然とした。
身にしみてわかったことは、洪水は真水が流れるのではなく、「泥水」が流れてくるということ。
泥は家のあらゆる隙間に入り込む。暑いさなか、泥のにおいが立ち込める。晴れると今度は埃がものすごい。
水道が戻らない状態ではトイレが一番困る。お風呂も当然入れない。
水に浸かってしまった本やカタログといった紙類のなんと重いことか。
テレビを見ているだけでは絶対にわからない。伝わらない。
こうやってブログに書いても薄っぺらい内容しか伝わらないのがもどかしい。
しかし、今年既に「ピンチをチャンスに変える」ことを僕らは学んだ。悲観ばかりしてはいられない。考え方次第だ。
そう兄と話し合って、帰途についた。
復旧半ばで帰ることを本当に、本当に申し訳なく思う。
#日々感謝 m(_ _)m