YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

藤井 vs 亀井、そして失業率

このところ政治ネタが続きますが、思ったことを日々綴っているのでご容赦を。

同じ政権の中でも、藤井財務大臣と亀井郵政・金融担当大臣は今後の政策に対して真っ向から対立しているんだなあと感じる。

藤井さんは、この強烈な円高状況に対して積極的な介入は行わないという発言をされている。これは円高の状況を容認するというか、円高の方向に持っていこうとしているように感じる。弱い企業には申し訳ないがつぶれてもらって、これまでの輸出に頼っていた経済を内需拡大型に変えていこうという意思の表れなのではと感じる。

一方亀井さん。亀井さんはと困っている中小企業の借金を最大3年先まで支払い猶予するというモラトリアム法案を通そうとしている。藤井さんはこの政策に対し「そんな時代ではない」と真っ向から反論。

政権内では今、今後の景気対策をどのように打っていこうとしているのか、根本的に真反対の理念がぶつかっているのである。

藤井さんの方向性を打ち出すのであれば、内需拡大が見込めるような産業政策の見通しを提示してほしい。

亀井さんの方向性を打ち出すのであれば、本当に中小企業がその法案に基づく猶予を使うことができるようにしないといけない。このままだと、モラトリアム法案に基づく措置を申請すると、中小企業は銀行が「ここは危ないから次の融資ができない」というように見られるのではないかという風に考え、実質法案が可決しても誰も使わないということになってしまいかねない。それに、3年の猶予を与えている間に景気を回復する政策を打ち出さなければならない。

どちらの道を選んでも景気を回復する政策・ビジョンは必須。そこが見えてこない。先は茨の道か。

今日、8月の完全失業率が発表され、5.5%と先月よりやや改善した。ただ有効求人率は0.42倍で過去最低となっている。
また、年齢層でいくと、15歳〜24歳という若い世代の男性失業率を見ると、なんと10%を超えてきた。

http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/05400.pdf


若手ほど働けないなんて、このままだとどう考えても将来のない国だとしか思えなくなってしまう。


自分に何ができるんだろう。必死で考え続ける。



#日々感謝 m(_ _)m