YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

パナソニックの2wayはすごい(一部修正しました)

あまりコンペのことをほめたくないが事実は事実。

何がすごいか。通話録音を行うとき、着信応答した時点から自動的に録音開始し、電話を終了する時点で録音した通話を保存するか、誰かのボイスメールボックスに落とすか選択できること。これはお客さんにとってはたいへん使い勝手がいい。


CUCMにも同じ機能はある。「ライブレコード」という機能だ。これはCUCMの電話会議機能とCisco Unity Connectionというボイスメッセージングシステムの組み合わせで実現するものだ。


2wayとライブレコードを比べると、操作性で大きな違いが2つある。

1つ目は、ライブレコードの場合、最初にお客さんが「録音を開始する」ため操作を行う必要があること。
具体的には、通話が始まってからCUCに接続するための電話番号に対して三者会議を行うため操作を行う。用はアドホックの電話会議の操作が必要ということだ。一応、3rd Partyからこれらの操作を電話のボタンに割りつけ、ワンタッチで実施してくれるようにするアプリも出ている。
だとしても、2wayに慣れているお客さんにしてみたら勝手に録音開始してくれていたのに、通話の最初に操作をする必要がでてくると忘れることもあるし、抵抗があるだろう。


2つ目は、録音した通話を消去するための操作。通話で録音したメッセージを保存するか削除するかの操作を2wayの場合は通話終了時に操作できる。つまり、

電話をとる - 話す - 通話終了 - 通話録音を保存/削除操作 - 受話器をおろす

と、相手からの電話応答の一連の流れの中で行える。しかしライブレコードの場合、一旦電話を終了し、そのあと電話で自分のボイスメールボックスに入り、そのメッセージを転送したり削除するといった操作が必要である。
初めてのユーザならそれで慣れると問題ないのだろうが、2wayを使っていたお客さんにするとこれはかなりな煩雑さだ。



Unified Communication によって仕事のやり方を変える、というのが売りであるのだが、2wayを知っているお客さんからすると

「ライブレコードは使い物にならない、昔の紙ベースの伝言メモに戻す」

というコメントすら出てくる。このコメントは、さすがにこたえる。。



現場のエンジニアでは、さすがにどうにもならない。なんせ、製品の仕様だから。
こういった要望こそ、現場の声として開発サイドに伝え、強く改善を要求していかねばならない。



前にも書いたけど、Ciscoのリリース速度とスタイルを受け入れられる日本企業が現れ、組んだら最強だと思うんだけどなあ。


#日々感謝 m(_ _)m