YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

教育委員会からの連絡文書

先日の話です。


帰宅して夕食を食べているときに妻が「ちょっとこれ読んでくれる?」と1枚の紙を差し出しました。


見てみると、教育委員会からのお手紙でした。


読んでみると、市の小学校の生徒が対象のアンケートを実施するというものでした。無作為に生徒の中から1割程度抽出し、それらの生徒に対して特別教育支援を必要とするかどうか、その場合にどの程度の援助が必要かということを聞くというものらしいです。ただそれは生徒に直接聞くのではなく、学校の教職員が回答するというものでした。その際、個人情報が公開されるようなことはないので安心してほしいというのが一番親に伝えたかったことのようです。


ところが、妻は私の文書の解釈には釈然としていませんでした。


なぜか。


文章の表現にあいまいなところがあって、何を調査するのかが明確に書かれていないからです。私が上記のように書いたのは、文章の前後と文脈、あとは推測を交えてのものでした。いわゆる、「行間を読む」ということをしないと、その真意が浮かび上がってこないのです。


私が想像するに、調査項目が学習障害や知的障害の子供達の状況を調査する(最終的には市単位での数字というまとめ方をするそうですが)ことになるというデリケートなものなので、直接的な表現をさけてあいまいにしたのではと思いました。結果、余計に言いたい事が伝わらず、不信感を抱かれてしまうという典型的な例ですな。。。


いやー、まさにお役所文書。


官僚はいかにそれらしい文章を書いて気付かれないように抜け道をつくるかのプロ集団だというような話も妻にしました。例えば、「完全民営化」と「完全に民営化」は官僚が法律案や文書を作成する場合全く意味が違うそうです。



正直、私はこんな難しい文章、とても書けません。書きたいとも思いません。こんなまわりくどくて理解しにくい文章を書いていたら、ダメだしされます。しかし、お役所の文章は、逆にこんな解釈に苦労する文章をわざと作成することが評価されたりするのかもしれません。でなければ、普通配布する文書としては失格です。



なんとなくお役所仕事の一端を垣間見た気がしました。




#日々感謝 m(_ _)m