YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

TOGAFトレーニング終了

4日間にわたるトレーニングが終了しました。先日も書きましたが、「TOGAF」というもののトレーニングでした。これは何かといいますと、


「TOGAFとは、The Open Group Architecture Frameworkの略称で、グローバルなIT標準団体であるオープン・グループのアーキテクチャ・フォーラム(アーキテクチャ技術部会)が永年にわたり開発してきた、エンタープライズの経営意思に立脚したITシステム体系(ITアーキテクチャ)を策定するための手法およびツール」


です。はは、これだけで理解できた人は既にTOGAFを勉強したことがある人でしょうね。会社の上流にあたる経営層の意思を実際のITツールなどに体系立てて落とし込んで行くために使う考え方といいましょうか。


具体的に「こうする」という話はなく、抽象的な概念の勉強となるため、非常に4日間苦労しました。抽象的なことを理解するということはなかなか難しいです。


最終日の今日は認定試験がありました。いやー、久々に疲れました。最後は頭が空っぽになりました。。。



同じセクションの先輩も受講していて、その先輩と会話し、お互いにそうだと思ったことは、


「TOGAFが提唱しているエンタープライズアーキテクチャ(EA)を理解したとしても、各局面局面では、その人の経験に裏打ちされた説得力や、交渉力、胆力が問われるから、下積みを淡々とこなさないと役立てる事は厳しいかも」



ということでした。ただ、お客様がEAの用語を使って会話をしているときには理解できるかなと言う意味では良かったか。今の仕事にすぐ役立つかというと難しいですかね。


途中講師の話の中で、「日本企業はトップダウンでこういったアーキテクチャのような概念を構築して業務に落とし込むというアプローチはなかなか理解してもらえない。日本企業は現場主義でボトムアップのスタイルが大多数だ。だから海外かで競争できない。日本は外圧がないと変われない。だからTPP交渉参加表明は良かった」


といった主旨の話をされていましたが、この意見には真っ向から反対です。日本の現場主義のスタイルから良い製品が生まれ、日本の製品の高品質を維持して来たそのスタイルはそれで良い部分があるわけです。


もちろんトレーニングの主旨がその真逆のアプローチなわけですから言いたいことはわかりますが、それで日本は世界有数の経済大国になっているではないですか。



海外と競争しないと日本は沈むといいますが、日本のGDPの比率でみると国内消費が圧倒的に多い事をご存知の上でいわれていたのでしょうか。また、海外進出して現地で工場を作っても国内の雇用は増えません。現在のデフレ脱却にはつながりません。このアプローチが当てはまる企業はあると思いますが、このアプローチで「すべて正解」とはどうしても思えません。ケースバイケースで使うべきだと思いました。



まあ、こういったトレーニングを受講したことは久しぶりだったので、良い時間となりました。けど、このトレーニングを無駄にするつもりは全くありません。この先の良いヒントにもなったかなと思っています。



TOGAFに興味があるかたはこちらをどうぞ。










#日々感謝 m(_ _)m