プロジェクトマネージャという仕事(その5)
今日はさくっと。
私はこのブログでも書いてきたように、ずっとエンジニアでした。(”です”って書かないと怒られるかなw)
エンジニア経験者がプロジェクトマネージャをやる場合、良い面と悪い面がでてきます。良い面は、どのフェーズで、エンジニアとして何をやらなければならないかの勘所が理解できるため、プロジェクトメンバーとなるエンジニアへのアドバイスが適切に行えたり、工数が適切に把握できるということがあります。それに合わせてスケジュール感もそれほど大きくずれることはないかなと思います。
ただ、この「アドバイス」やエンジニアの仕事にどこま首を突っ込むかによって、プロマネの負荷が大きく変わります。エンジニアが技術的に進め方を悩み始めたようなとき、その議論に参加してしまったりすると、一気に負荷が高くなります。しかし、うまくプロジェクトを進めるためには参加しないと、なんてことが起きたりします。
ここに罠があります。
エンジニアが作成した資料にプロマネが手を加えだしたりしたら、危険ゾーンに突入です。プロマネとエンジニアの両方の性格をもちはじめてしまいます。技術がわかってしまうから、もどかしくなってやってしまうというパターンです。過去エンジニアとしてやってきたからその作業中は、プロマネとしての仕事から「逃避」できちゃったりもするのですよね。
かと言って、純粋にスケジュール管理や課題管理「のみ」を行っていてもうまくまわらないことが多いです。最初に要件や仕様がカチッと決まったプロジェクトを回すのであればそれでもいいのでしょうが、お客さんの方針をこちらで方向づけるようなハンドリングを求められたりすると、技術的な内容もある程度把握できていないといけないのです。
自分がそんなふうにバランスよくできているなんてつゆとも思ってません。プロマネとしては小僧です。
だからこそ、「技術の仕事」に自分が逃避しないように心しないといけないのです。まさに、エンジニア出身のプロマネが陥りやすい罠なのではないかな、と思ったのでした。
と、今日はこのくらいで。朝から仕掛りの仕事を自宅でやっていたのですが、それが終わったので今から会社へ移動します。
それでは皆様、今日も良い一日を!
日々感謝 m(_ _)m