2015年新成人となる方へ
YO茶でございます。毎年、成人の日には、新成人の方にお祝いを書いておりますので、今年も一言。
2015年、新成人となられた皆様、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
成人式に出席し、その中で改めて自分が成人となったことを感じた方や、初めて公に堂々とお酒を飲んで楽しまれた方もおられるでしょう。
成人になることで、一番変化したことってなんでしょうか?普段の日常生活が劇的に変わるわけでもないですよね。でも、身近な所でいちばんわかりやすいところで言えば、お酒やたばこが許されるようになったことですかね。
どちらも、周囲に迷惑をかけない程度で楽しむことが大事なのかな、と思います。
それよりも、もっと大きな変化があります。
それは、「選挙権」を行使できるようになったことです。国政や地方自治を行う代表者を選ぶ選挙に投票ができるようになります。
これまで社会や公民、政経の授業で習ったことがある(けど忘れている人が多いかもしれませんね。自分もそうでしたからw)と思いますが、日本は法治国家です。すべては法律によって物事が動きます。その法律を作る仕事をしているのが、国会議員です。ですから、衆議院や参議院の選挙というのは、とてもとても重要なものなのです。
地方自治についても同じです。自分の地域をどのように運営していくのか、よりきめ細やかに対応をしていく代表者を選出するわけです。とても重要な役割の方を選ぶことになるわけです。
よく、テレビや新聞で、「選挙に行っても、なにも変わらない」とか、「どこの政党に入れても一緒」とかいう意見をインタビューで応えている人がいます。
しかし、それは本当でしょうか。私は決してそうではないと思います。例えば、2009年の衆議院選。長年続いた自民党が下野し、民主党による政権が誕生しました。その後3年間、彼らが行った政治は、実にひどいものでした。
デフレは放置、こども手当は財源の見込みの甘さから行き詰まり、年金改革もとん挫。老朽化して維持が危険になっている公共インフラが日本中に存在するにも関わらず、公共予算は削減し続け、東日本大震災時の対応は、お粗末どころの騒ぎではない。
あの当時、長年続いた自民党政権に嫌気がさし、民主党に一回やらせてみようと決めたのは、国民です。私もその一人でした。今では、本当に後悔しています。と同時に、実にたくさんの事を学びました。責任は結局有権者全員にあります。
誰に投票しても一緒ということは絶対にないのです。
政治を行う代表者を選出するということは、とても重要なことです。成人になると、その1票を持つことを、意識してほしいのです。
よく、「投票しないことも、自分の意思表示だ」という意見をいう人もいます。私は、それは意味のない事だと考えています。自分の考えと100%同じ候補者など、絶対にいません。ろくな候補者がいないという場合でも、より「まし」な人を選ぶのです。
新成人の皆様、どうか選挙に行ってください。そして、自分の意志を反映させていってください。これが、YO茶からの新成人の皆様へのお願いです。
改めて、皆様が成人を迎えられたこと、本当におめでとうございます。
日々感謝 m(_ _)m