「向上心」と「欲」は表裏一体
【向上心】現在の状態に満足せず、よりすぐれたもの、より高いものを目ざして努力する心。(大辞泉より)
【欲】ほしがること。自分のものにしようと熱心に願い求めること。また、その気持ち。(大辞泉より)
「向上心」が前向きな、クリーンなニュアンスの言葉なのに対し、「欲」はちょっとダーティなニュアンスがある。一見、真反対の言葉のように感じるが、結局は根底でつながっているのかもしれないと思うようになってきた。表裏一体といったところか。
例えば「10Kgダイエットする」という目標を持つとする。この目標の動機付けとして、
- メタボ解消のため、健康であるため
とすれば、向上心があるな、と思える。これに対し、
- かっこよく見られたいため
となると、欲のニュアンスがかなり強い感じがする。
前者の目標を前面に立てて当初がんばりだしたとしても、心の奥底のどこかには、少なからず後者の気持ちがあったりはするものだと思う。つまり、ある目標をたてるその動機付けは、「向上心」と「欲」が表裏一体なんだということである。どれだけ奇麗事を並べても、この2つは陰と陽、S極とN極のようにセットでくっついてくるわけである。比率は変わるかもしれないが。
お金が絡む目標になると、欲の比率がかなり大きくなる。まあ、そもそもお金に関する目標 = 欲 と言っても過言ではない。間接的にお金が絡んでもこの度合いは強い。
例えば会社の昇進。誰かが昇進すると、普通のサラリーマンは「いいなあ」と感じる。それは、もちろんより高いステージの仕事ができるとか、高いステータスを得ることができるといったことに対する羨望もあるが(このことについてはまだどっかで書きたいと思います)、まず思うことは、「昇進するということは給料が上がるってことだよなあ。いいなあ。」ではないかと思う。
これが、昇進しても給料が何も変わらないのであれば、誰もそれほど羨ましいとは感じないはずである。
直接はお金に関係ない目標であっても、間接的にお金が絡むと「欲」の側面がとても強くなってくるのである。
あー、結局自分は「お金」に心を縛られているのかなぁ。
やはり、「向上心」の比率が高い人間でありたい。
まとまりのない話ですいません。。
#日々感謝 m(_ _)m