おばあちゃん
共働きのお母さんの代わりに平日の晩ご飯を作ってくれていたのはおばあちゃんやった。
どれもこれもおいしかった。本当においしかった。
おばあちゃん、ありがとう。
一度も怒られた記憶がない。いつもやさしかった。
理不尽におばあちゃんにあたったこともあったのに、それでも怒らなかった。
おばあちゃんのタンスに、いっぱいシールを貼ってしまったり、傷つけてしまったりしてた。
大人になってから、そのことを怒らなかったおばあちゃんが広い心をもっていたんだなと気付かされた。
おばあちゃんを思い出すと、笑顔しか出てこない。
そんなおばあちゃんは長い間、ずっと寝たきりやった。お見舞いにいくと、自分のお菓子を「これ食べな」とわけてくれた。
遠くに住んでいたこともあり、全然お見舞いにもいけなかった。いや、いかなかった。本当にごめんな。
温かい目で成長を見守ってくれた自分は、いま家族をもってがんばってるで。
おばあちゃん、肉体の苦痛から開放され、魂は天にもどるのかな。自分はおばあちゃんからみたら、年もまだ半分にも満たないし、まだまだ若造。
まっすぐに、自分の心に正直に、愚直に、これからの人生を進みたいと思います。
まとまりのない文章になっていること、お許しください。