YO茶の足跡残す日記

日々感謝の気持ちで、思う事をいろいろ書いていきます。

概要設計/基本設計/詳細設計の境界線

ネットワーク関係のお仕事をしていると、導入のための設計書を書くようなことがあったりします。
このとき、xx設計書というものがいろいろ出てきます。その中でいつも迷うのが、概要設計/基本設計/詳細設計の境界線です。

「この内容については概要設計書で書くべきか?基本設計書で書くべきか?詳細設計書か?」

と迷うことがでてきます。これが各設計書を別々の会社が作成するということになったら、最初にきちんと会社間で握っておかないとかなりもめることになります。

ただ、こういった設計案件なんて、最初から細かいことなんて分かるわけがなく、ボヨヨンとしたスコープになっているから実際に作成をする私たちは他社の担当者ともめることが多々出てくるわけです。

ネットワークの設計はまだいいかもしれません。これがIP電話などのアプリケーションの設計となると、さらに線引きが難しくなります。

例えば、

  • お客様が使用する電話機能についてはどこまでを基本設計で行い、どこからを詳細設計で行うべきか
  • 導入しようとしているIP電話システムと別の電話システムを接続するときの設計は基本設計ではどこまで踏み込むべきなのか?

概要設計と基本設計となると、さらに曖昧になってきます。それぞれ設計の定義ってそもそもなんなんだ???プログラム作成などの場合の設計であればあるていど参考になるようなものもあると思いますが、NW設計やIP電話設計などで参考になるものは正直みあたりません。

結局、お客様によってそれらの定義や境界線は異なることになり、都度、設計書も画一性のない異なったものができあがっていくのです。

アプリケーションが含まれるので、どうしてもスパッと線引きはできないんですよねぇ。。。



ルータやスイッチのNW設計はもちろん重要なのですが、どんな設計になっているかなんで利用者にとってはどうでもいいことです。つながればいいんですから。しかし電話はそうはいきません。使えて当たり前のインフラだと思ってるし、表示や操作性など、直接目に触れる部分ですから、その要求はとてもシビアなわけですよ。つまり、IP電話システムの設計は、ネットワーク設計のような工数ではとても納まらないのです。
なのに、「NWの設計はマージンがとれるのになぜIP電話設計ではマージンがとれないんだ!」って言われても、同じような金額で受注してしまったら当然ですよ。

わかってます?>上の人たちや営業の皆さん


とはいえ、受注することで私もお仕事を頂き、お給料を頂いている訳ですから、結局受注したものは淡々とこなさないといけないわけです。



この悩みは、今の仕事をやめない限り続くでしょう。はい。




#日々感謝 m(_ _)m